子育て支援

京都府26市町村の子育て世帯の住宅支援を比べる 購入・リフォーム・三世代・移住

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家を買う、リフォームする、親の近くに住む。住まいの支援は金額が大きい一方、市町村ごとに対象や条件がまったく違い、比べにくい分野です。自治体手当比較で集めた26市町村の公式情報をもとに、住宅支援を目的別に分けて整理しました。

この記事のポイント

  • 住宅の購入・新築に使える支援があるのは5市町村です。京都市は、未就学児がいる世帯が既存住宅を購入して市内業者でリフォームすると100万円、加算で最大200万円です。
  • 子育て世帯のリフォーム支援は10市町で、そのうち8市町は「子ども1人10万円〜3人以上30万円+三世代の同居・近居で5万円」という同じ形です(所得550万円未満などの要件あり)。
  • 移住者向けの空き家改修(最大180万〜230万円)や、三世代の同居・近居(城陽市で最大100万円)など、対象を絞った支援もあります。
  • 向日市・長岡京市では子育て世帯向けの住宅補助を確認できず、大山崎町・京田辺市・精華町は公式情報で確認できませんでした。

目的別に見た26市町村の住宅支援

京都府26市町村の住宅支援の分類(2026年10月2日時点)

分類市町村数
住宅の購入・新築に支援京都市・与謝野町・伊根町・南山城村・宇治田原町5
子育て世帯のリフォームに支援宮津市・宇治市・舞鶴市・綾部市・京丹波町・南丹市・亀岡市・和束町・笠置町・久御山町10
三世代の同居・近居に支援城陽市1
移住者向けの支援(子育て世帯に限らない)京丹後市・福知山市・木津川市・井手町4
子育て世帯に限らない一般の補助八幡市1
公式情報で確認できず大山崎町・京田辺市・精華町3
子育て世帯向けの住宅補助なし向日市・長岡京市2
各市町村の公式情報をFAMISMAが確認した内容(自治体手当比較と同じデータ)。複数の制度がある市町村は、子育て世帯に関係の深いものを中心に分類した。

「住宅支援」と一口に言っても、住宅の購入、リフォーム、三世代の同居・近居、移住など、対象とする世帯や目的は市町村ごとに違います。上限額だけで比べると、移住者向けの空き家改修のように、多くの子育て世帯には当てはまらない制度が大きく見えることがあるため、目的ごとに分けて見るのがおすすめです。

住宅の購入・新築に使える支援

住宅の購入・新築に使える支援

市町村上限額内容
京都市最大200万円京都安心すまい応援金:未就学児(妊娠中を含む)がいる世帯が、築5年以上・500万円以上の既存住宅を購入し市内業者でリフォームすると100万円、多子・市外からの転入などの加算で最大200万円
与謝野町最大220万円子育て世帯移住定住促進事業:移住した子育て世帯の住宅の新築・購入に基本100万円+加算で最大220万円
伊根町最大200万円定住促進住宅補助金:町外から転入した世帯の新築・購入・改修に事業費の1/10・上限150万円+加算最大50万円
南山城村最大50万円田舎暮らし定住促進奨励金:住宅取得で子育て世帯30万円、転入者20万円、両方に当たると50万円。賃貸は家賃の1/2を最長24か月
宇治田原町最大60万円結婚新生活支援補助金:婚姻を機に町内で住宅を取得した夫婦(所得などの要件あり)に上限30万円、双方29歳以下は上限60万円
上限額は加算を含めた最大の額。要件(子どもの年齢、転入、所得、住宅の条件など)を満たす必要がある。

京都市の「京都安心すまい応援金」は、新築ではなく既存住宅(中古住宅)の購入が対象です。築5年以上・500万円以上の住宅を購入し、市内の業者でリフォームすることが条件で、令和8年度は2027年3月31日までエントリーを受け付けています。与謝野町と伊根町は、町外から移り住む世帯の新築・購入を支援しています。

子育て世帯のリフォーム支援

子育て世帯のリフォーム支援

市町村上限額内容
宮津市最大100万円市外から移住、または市内で転居する子育て世帯のリビングなどの改修に費用の1/2、上限100万円
宇治市最大40万円リフォーム費の1/2、子どもの数に応じて上限10万〜30万円+空き家・三世代の加算で最大40万円(所得要件、先着)
舞鶴市最大35万円子ども1人10万〜3人以上30万円+三世代同居・近居5万円(所得550万円未満、着工前に申請)
綾部市最大35万円子ども1人10万〜3人以上30万円+三世代同居・近居5万円(所得550万円未満、予算到達で終了)
京丹波町最大35万円子ども1人10万〜3人以上30万円+三世代同居・近居5万円(所得550万円未満、町内業者の施工)
南丹市最大35万円子ども1人10万〜3人以上30万円+三世代同居・近居5万円(所得550万円未満)。Uターンの子育て世帯の住宅取得に商品券最大45万円
亀岡市最大35万円子ども1人10万〜3人以上30万円+三世代同居・近居5万円(令和8年度の受付は終了)
和束町最大35万円子ども1人10万〜3人以上30万円+三世代同居・近居5万円(所得550万円未満、予算の範囲内)
笠置町最大35万円子ども1人10万〜3人30万円+三世代同居・近居5万円。別に新婚世帯の住宅支援(最大60万円)
久御山町最大35万円子ども1人10万〜3人以上30万円+三世代加算5万円(公式ページが令和7年度のままで、令和8年度の実施は確認できず)
上限額は加算を含めた最大の額。多くはリビング・台所・浴室・子ども部屋などの改修が対象で、工事の契約や着工の前に申請が必要。

舞鶴市・綾部市・京丹波町・南丹市・亀岡市・和束町・笠置町・久御山町の8市町は、改修費の1/2を、子どもの数に応じて10万〜30万円まで補助し、三世代の同居・近居を始める場合は5万円を加える、同じ形の制度です。京都府の「子育ておうえん住宅支援事業」と同じ形で、府の事業を市町村が実施しているものとみられます(京田辺市・精華町は、府のこの事業を実施していないことを確認しました)。

宮津市は、市外から移り住む世帯だけでなく市内で転居する子育て世帯も対象で、上限は100万円です。宇治市は空き家や三世代の加算を含めて最大40万円で、予算に達すると締め切る先着順です。

三世代の同居・近居、移住者向けの支援

  • 城陽市(最大100万円):三世代近居・同居住宅支援:リフォーム費の1/2(上限100万円)、住宅取得の仲介手数料の1/2(上限40万円)。親権者の年収合計750万円未満
  • 京丹後市(最大230万円):移住者の空家バンク物件の改修に最大230万円。39歳以下のU・Iターン者のリフォームに上限30万円
  • 福知山市(最大180万円):移住促進特別区域などの登録空き家を取得・賃借する移住者の改修に上限180万円
  • 木津川市(最大180万円):移住促進特別区域(加茂町瓶原地区)の登録空家の改修に最大180万円(2023年の資料の額。令和8年度の内容は確認できず)
  • 井手町(最大100万円):東京圏からの移住者に移住支援金(世帯100万円)
  • 八幡市(最大115万円):木造住宅の耐震改修費の助成(工事費の4/5、最大115万円)。子育て世帯向けの住宅補助は確認できず

移住者向けの空き家改修は上限額が大きい一方、移住促進の特別区域の空き家に限るなど、対象がかなり絞られています。京都市から近隣へ引っ越す子育て世帯が使える制度かどうかは、要件をよく確認する必要があります。

使うときの注意

  1. 契約・着工の前に申請する多くの補助は、工事の契約や着工の前に申請することが条件です。リフォームの計画が決まったら、まず市町村の窓口に相談します。
  2. 受付期間と予算を確かめる受付期間が決まっていたり、予算に達した時点で締め切ったりする制度が多くあります。亀岡市のように、年度の途中で受付を終えている例もあります。
  3. 所得や住宅の条件を確かめる世帯の所得(550万円未満など)、子どもの年齢、住宅の築年数や価格、施工業者の所在地などの条件があります。
自治体手当比較で、住宅支援と医療費・保育料をまとめて比べる「家を買う予定がある」を選ぶと住宅支援を強調して表示します。市町村ごとの公式情報へのリンクもあります。京都市から引っ越すなら? 近隣市町の子育て支援を比べる京都市と近隣9市町の医療費・保育料・給食費・住宅支援を、家族の状況別に比べた記事です。

注意点

  • この記事は2026年10月2日時点の各市町村の公式情報をもとにしています。住宅支援は年度ごとに内容や受付期間が変わり、年度の途中で終わることもあります。
  • 国の住宅ローン減税や、省エネ住宅への補助などは含めていません。
  • 申込みの前に、必ず各市町村の最新の案内を確認してください。

出典

26市町村それぞれの公式ページ(出典)は、自治体手当比較の各市町村のページに載せています。内容は2026年10月2日時点でFAMISMAが確認したものです。

記事の数字は、自治体の公表資料をもとにFAMISMAが集計した参考値です。制度や受付の内容は変わることがあるため、手続きの際は必ず自治体の公式情報をご確認ください。

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