京都府26市町村の子ども医療費助成を比較 通院は何歳まで?自己負担はいくら?
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子どもの医療費の助成は、京都府の制度を土台に、市町村がそれぞれ対象年齢や自己負担を上乗せしています。そのため、住む市町村によって「高校生の通院も助成されるか」「窓口で払う額はいくらか」が違います。自治体手当比較で集めた26市町村の公式情報をもとに、違いを一覧にしました。
この記事のポイント
- 京都府の制度は中学校卒業まで(所得制限なし)で、入院は1医療機関あたり月200円、通院は小学生まで月200円・中学生は月1,500円です。
- 通院の助成が18歳年度末(高校生年代)まであるのは20市町村、中学校卒業までは6市町村(京都市・向日市・長岡京市・城陽市・福知山市・綾部市)です。
- 入院も通院も中学校卒業までなのは京都市だけです。京都市は2027年4月から、中学生の通院も月200円に下げる予定です。
- 通院・入院とも窓口の自己負担がない(保険診療分)のは8市町村(久御山町・井手町・笠置町・和束町・南山城村・亀岡市・京丹波町・伊根町)です。
京都府の制度と、市町村の上乗せ
京都府の「京都子育て支援医療助成制度」は、中学校卒業までの子どもが対象で、所得制限はありません。入院は1医療機関あたり月200円、通院は小学生まで月200円、中学生は月1,500円が自己負担の上限です。
各市町村は、この府の制度に独自の助成を上乗せしています。上乗せの中身は大きく2つで、ひとつは対象年齢を高校生年代(18歳になった後の最初の3月31日まで)に広げること、もうひとつは窓口での自己負担を月200円や無料に下げることです。
26市町村の一覧
京都府26市町村の子ども医療費助成(2026年10月2日時点)
| 市町村 | 地域 | 入院 | 通院 | 通院の自己負担 |
|---|---|---|---|---|
| 京都市 | 京都市・乙訓 | 中学校卒業まで | 中学校卒業まで | 小学生まで月200円、中学生は月1,500円 |
| 向日市 | 京都市・乙訓 | 18歳年度末まで | 中学校卒業まで | 1医療機関 月200円 |
| 長岡京市 | 京都市・乙訓 | 18歳年度末まで | 中学校卒業まで | 1医療機関 月200円 |
| 大山崎町 | 京都市・乙訓 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 1医療機関 月200円 |
| 宇治市 | 山城 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 1医療機関 月200円 |
| 城陽市 | 山城 | 18歳年度末まで | 中学校卒業まで | 1医療機関 月200円 |
| 八幡市 | 山城 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 1医療機関 月200円 |
| 京田辺市 | 山城 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 1医療機関 月200円 |
| 木津川市 | 山城 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 1医療機関 月200円 |
| 久御山町 | 山城 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 自己負担なし |
| 井手町 | 山城 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 自己負担なし |
| 宇治田原町 | 山城 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 1医療機関 月200円 |
| 笠置町 | 山城 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 自己負担なし |
| 和束町 | 山城 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 自己負担なし |
| 精華町 | 山城 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 1医療機関 月200円 |
| 南山城村 | 山城 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 自己負担なし |
| 亀岡市 | 南丹 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 自己負担なし |
| 南丹市 | 南丹 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 中学生まで月200円、高校生年代は月800円(払い戻し) |
| 京丹波町 | 南丹 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 自己負担なし |
| 福知山市 | 中丹 | 18歳年度末まで | 中学校卒業まで | 1医療機関 月200円 |
| 舞鶴市 | 中丹 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 1医療機関 月200円 |
| 綾部市 | 中丹 | 18歳年度末まで | 中学校卒業まで | 1医療機関 月200円 |
| 宮津市 | 丹後 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 1医療機関 月200円 |
| 京丹後市 | 丹後 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 1医療機関 月200円 |
| 伊根町 | 丹後 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 自己負担なし |
| 与謝野町 | 丹後 | 18歳年度末まで | 18歳年度末まで | 1医療機関 月200円 |
通院の助成が18歳年度末まであるのは20市町村で、府内の大半を占めます。中学校卒業までにとどまるのは、京都市・向日市・長岡京市・城陽市・福知山市・綾部市の6市町村です。地域で見ると、南丹・丹後の地域はすべて18歳年度末まで、京都市・乙訓の地域では大山崎町だけが18歳年度末までです。
入院は、京都市以外の25市町村が18歳年度末まで助成しています。通院が中学校卒業までの市町村のうち、京都市以外の5市は、高校生年代の入院だけを助成しています(受給者証がなく、後から払い戻しを受ける形が多い)。
- 向日市:高校生年代の入院は無料(受給者証なし・払い戻し)
- 長岡京市:高校生年代の入院は月200円を超える分を払い戻し
- 城陽市:高校生年代の入院は月200円(受給者証なし・払い戻し)
- 福知山市:高校生年代の入院は月200円(申請で払い戻し)
- 綾部市:高校生年代の入院は月200円を超える分を払い戻し
窓口の自己負担:無料の市町村と月200円の市町村
通院・入院とも保険診療の自己負担がないのは、久御山町・井手町・笠置町・和束町・南山城村・亀岡市・京丹波町・伊根町の8市町村です。山城地域の町村(久御山町・井手町・笠置町・和束町・南山城村)と、亀岡市・京丹波町・伊根町が当てはまります。
それ以外の多くは、1医療機関あたり月200円が上限です。同じ月に同じ医療機関へ何度通っても200円で済むため、通院が多い時期の負担は小さく抑えられます。ただし、医療機関が変われば、それぞれで200円がかかります。
京都市は、通院の自己負担が小学生まで月200円、中学生は月1,500円で、府の制度と同じ水準です。南丹市は中学生まで月200円ですが、高校生年代は月800円の負担で、後から払い戻しを受ける仕組みです。
京都市は2027年4月に中学生の通院を月200円へ
京都市の令和8年度5月補正予算の資料では、府市協調で子ども医療費の制度を広げ、2027年4月から中学生の通院も1医療機関あたり月200円にする予定とされています。
この拡充の後も、京都市の対象は中学校卒業までです。高校生年代の通院・入院を助成している周辺の市町村との差は、引き続き残ります。
住む場所を考えるときのポイント
- 子どもが中学生・高校生になるまでの期間が長い家庭ほど、通院が18歳年度末まで対象かどうかの差が大きくなります。
- 「自己負担なし」と「月200円」の差は、1つの医療機関に月1回通う程度なら小さく、複数の医療機関にかかる月が多いほど大きくなります。
- 府外の医療機関で受診した場合や高校生年代は、窓口でいったん支払い、申請して払い戻しを受ける市町村があります。申請の期限(2年以内など)にも注意が必要です。
- 医療費のほかに、保育料・給食費・住宅支援も市町村ごとに違います。家族構成に合わせて全体で比べるのがおすすめです。
注意点
- この記事は2026年10月2日時点の各市町村の公式情報をもとにしています。制度は年度の途中でも変わることがあります。
- 対象は健康保険が使える診療(保険診療)です。入院時の食事代や、保険がきかない費用は対象外です。
- 受給者証の交付や申請の方法は市町村ごとに違います。転入したときは、早めに市町村の窓口で手続きを確認してください。
出典
26市町村それぞれの公式ページ(出典)は、自治体手当比較の各市町村のページに載せています。内容は2026年10月2日時点でFAMISMAが確認したものです。
記事の数字は、自治体の公表資料をもとにFAMISMAが集計した参考値です。制度や受付の内容は変わることがあるため、手続きの際は必ず自治体の公式情報をご確認ください。
