子育て支援

京都府26市町村の給食費、無償はどこ? 令和8年度の小学校・中学校を比べる

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令和8年度は、国の小学校給食費の負担軽減をきっかけに、京都府内でも小学校の給食費を無償にする市町村が一気に増えました。一方、中学校の扱いは市町村によってまちまちで、全員給食がない市もあります。自治体手当比較で集めた26市町村の公式情報をもとに、小学校と中学校に分けて整理しました。

この記事のポイント

  • 令和8年度に小学校の給食費が無償と確認できたのは20市町村です。多くは国の負担軽減に市町村の支援を上乗せした形で、1年間の措置としている町もあります。
  • 小学校・中学校とも無償なのは9市町村(大山崎町・久御山町・井手町・笠置町・和束町・精華町・南山城村・舞鶴市・伊根町)です。
  • 中学校は10市町村が一部補助(保護者負担の据え置きなど)、福知山市・与謝野町は保護者負担です。京都市の中学校は選択制給食で、全員制への移行は令和10年8月末の予定です。
  • 全国平均の給食費(公立)で計算すると、年間の負担は小学校約5.2万円、中学校約5.9万円が目安です。5市町村は令和8年度の負担額を公式情報で確認できませんでした。

令和8年度、小学校の無償化が一気に広がった

令和8年度は、国が小学校の給食費の負担軽減を始めたことを受けて、多くの市町村が小学校の給食費を無償にしました。国の補助に市町村の負担や交付金を上乗せして、保護者の負担をゼロにしている例が目立ちます。

京都府内では、20市町村で小学校の給食費が無償と確認できました。京都市も令和8年4月から市立小学校の給食費を全額無償にしています。

26市町村の一覧

京都府26市町村の給食費(令和8年度、2026年10月2日時点)

市町村小学校中学校主な内容
京都市無償一部補助令和8年4月から市立小学校を全額無償化。中学校は選択制給食で、物価高騰分を市が負担
向日市無償一部補助小学校は全額公費負担。中学校は保護者負担を月4,950円に据え置き
長岡京市無償一部補助小学校を無償化。中学校は保護者負担額を据え置き
大山崎町無償無償令和8年度は小学校・中学校とも無償化
宇治市要確認要確認令和8年4月に中学校給食を開始。負担額・無償化の有無は確認できず
城陽市無償一部補助小学校を完全無償化。中学校は保護者負担を前年度と同額に据え置き
八幡市無償一部補助小学校を完全無償化。中学校は補助率を拡大
京田辺市要確認要確認令和8年度の保護者負担額を確認できず
木津川市一部補助一部補助小学校・中学校とも一部補助(完全無償の記載なし)
久御山町無償無償こども園・小学校・中学校の給食費の無償化を継続
井手町無償無償平成30年4月から小中学校を無償。保育園の給食費も町負担
宇治田原町無償一部補助小学校を無償化、中学校は値上がり分を支援(いずれも1年間の措置)
笠置町無償無償相楽東部広域連合立の小中学校で平成30年4月から無償
和束町無償無償相楽東部広域連合立の小中学校で平成30年4月から無償(修学旅行費も)
精華町無償無償令和6年4月から町立小中学校を完全無償化
南山城村無償無償相楽東部広域連合立の小中学校で平成30年4月から無償(修学旅行費も)
亀岡市要確認要確認中学校は選択制のデリバリー弁当。小学校の負担額は確認できず
南丹市要確認要確認令和8年度の保護者負担額・軽減措置を確認できず
京丹波町要確認要確認令和8年度の保護者負担額・町独自の軽減を確認できず
福知山市無償保護者負担小学校は保護者負担なし。中学校は1食350円を保護者負担。令和9年度以降は未定
舞鶴市無償無償令和8年度から小学校・中学校とも通年で完全無償
綾部市無償一部補助小学校を無償化。中学校は1食100円を市が補助
宮津市無償一部補助小学校は保護者負担0円。中学校は1食290円に据え置き
京丹後市無償一部補助小学校は保護者負担ゼロ。中学校は保護者負担1食200円
伊根町無償無償小中学校の保護者負担ゼロ(修学旅行費・学習教材も無償)
与謝野町無償保護者負担小学校の給食費を徴収しない。中学校の負担軽減は記載なし
各市町村の公式情報をFAMISMAが確認した内容(自治体手当比較と同じデータ)。「要確認」は、令和8年度の保護者負担額や軽減の内容を公式情報で確認できなかった市町村。

中学校まで無償の市町村

小学校・中学校とも無償なのは、大山崎町・久御山町・井手町・笠置町・和束町・精華町・南山城村・舞鶴市・伊根町の9市町村です。

  • 笠置町・和束町・南山城村の小中学校は、3町村でつくる相楽東部広域連合の学校で、平成30年4月から給食費(食材料費)と修学旅行費を無償にしています。
  • 井手町は平成30年4月から小中学校の給食費を全額補助しており、保育園の給食費も町が負担しています。
  • 精華町は令和6年4月から、町立小中学校の給食費を保護者から集めない完全無償にしています。
  • 舞鶴市は令和8年度から、小学校・中学校とも通年で完全無償にしました。大山崎町は令和8年度分を、交付金を使って中学校まで無償にしています。

中学校で差が残る理由

中学校は、10市町村が「一部補助」です。多くは、物価の上昇で給食費が上がった分を市町村が負担し、保護者の負担額を据え置くという内容です。福知山市・与謝野町は、中学校の給食費を保護者が負担しています(福知山市は1食350円)。

中学校の給食の形が市町村によって違うことも、差が残る理由のひとつです。京都市の中学校は、家庭からの弁当と給食を選ぶ選択制で、全員が食べる給食への移行は令和10年8月末(夏休み明け)の予定です。亀岡市の中学校は全員給食ではなく、選択制のデリバリー弁当です。宇治市は令和8年4月に中学校の給食を始めました。

年間の負担の目安

給食費を保護者が全額負担した場合の目安(全国の公立学校の平均)

学校月額の平均年間(11か月)在学中の合計
小学校4,688円51,568円約30.9万円(6年間)
中学校5,367円59,037円約17.7万円(3年間)
文部科学省「令和5年度学校給食実施状況等調査」の公立学校の月額平均をもとに、年11か月で計算。実際の給食費は市町村・学校ごとに違います。

小学校と中学校の両方が無償の市町村と、どちらも保護者負担の市町村を比べると、子ども1人あたりで在学中に数十万円の差になる計算です。子どもが2人、3人いれば、その分だけ差は大きくなります。

比べるときのポイント

  • 令和8年度の小学校の無償化は、国の負担軽減を使ったものが多く、来年度以降の扱いが決まっていない市町村もあります。
  • 中学校は、全員給食か選択制か、保護者負担がいくらかで差があります。子どもが中学生になる時期の制度も確認しておくと安心です。
  • 「要確認」の市町村は、学校や市町村の教育委員会に直接確認してください。
自治体手当比較で、給食費と医療費・保育料をまとめて比べる子どもの年齢を入れると、給食費の負担の目安も含めて、関係する支援を比べられます。京都市から引っ越すなら? 近隣市町の子育て支援を比べる京都市と近隣の市町の医療費・保育料・給食費・住宅支援を、子どもの年齢ごとに比べた記事です。

出典

26市町村それぞれの公式ページ(出典)は、自治体手当比較の各市町村のページに載せています。内容は2026年10月2日時点でFAMISMAが確認したものです。

記事の数字は、自治体の公表資料をもとにFAMISMAが集計した参考値です。制度や受付の内容は変わることがあるため、手続きの際は必ず自治体の公式情報をご確認ください。

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