子育て支援

京都府の高校の学費の支援(2026年度〜) 授業料の就学支援金と、私立のあんしん修学支援、奨学のための給付金

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高校の教科書と制服のブレザー、貯金箱と校舎の模型を描いたイラスト

2026年4月から、国の高等学校等就学支援金は所得制限がなくなり、上限は公立が年11万8,800円、私立(全日制)が年45万7,200円になりました。府立高校・京都市立高校の授業料は公立の上限と同じ額なので、授業料の負担はなくなります。

要点

  • 京都府内の私立高校に通う場合は、京都府の「あんしん修学支援制度」で上乗せがあり、年収590万円未満の目安なら国の分と合わせて年65万円までになります。年収590万円以上でも、兄弟姉妹が府内の全日制高校や大学等に同時に在学していれば上乗せがあります。
  • 授業料以外の教科書代・教材費などには、「奨学のための給付金」があります。2026年度から対象が広がり、住民税所得割の合計が18万2,500円未満(年収約490万円未満の目安)の世帯も対象です。
  • 入学前に使いたい京都府の修学資金(無利子の貸付)は、予約の締切が2026年12月21日です。

公立高校(府立・京都市立)の授業料

府立高校・京都市立高校(全日制)の授業料は、月にすると9,900円です。

  • 就学支援金の対象は、日本国籍などの生徒です。学校が生徒の代わりに受け取り、授業料に充てます。家庭に振り込まれるお金ではありません。
  • 支給は原則として申請した月からです。入学した高校から配られる案内に沿って、4月に申請します(2026年度は日本国籍の生徒はオンラインの「e-Shien」で申請できました。オンライン申請に対応していない学校もあります)。
  • 府立高校の入学料5,650円と入学考査料2,200円は、就学支援金の対象ではありません。
  • 2025年度までは年収約910万円未満が対象で、2025年度は先行措置として年収約910万円以上の世帯にも「臨時支援金」が出ていました。

私立高校への京都府の上乗せ

あんしん修学支援制度(国の就学支援金を含む上限、2026年度)

世帯年額の上限
生活保護世帯980,000円
年収590万円未満の目安650,000円
年収590万円以上で、兄弟姉妹も府内の私立高校(全日制)に在学559,000円(いちばん上の子を除く)
年収590万円以上で、兄弟姉妹が府内の公立高校(全日制)・大学等に在学508,100円
年収590万円以上(同時在学なし)457,200円(国の就学支援金のみ)
年収は両親・高校生・中学生の4人家族で片働きの場合の目安です。「大学等」は大学・短大・高専・専修学校専門課程・高校専攻科で、大学院は入りません。2024年度にあった年収590万〜910万円未満の区分(264,000円・198,800円)は、国の就学支援金の上限を下回るため、2026年度はなくなりました。
  • 実際の判定は年収ではなく、保護者の「課税標準額×6%−市町村民税の調整控除額」の合計で行います(京都市など政令市に住む場合は調整控除額に4分の3をかける)。これが15万4,500円未満なら「年収590万円未満」に当たります。共働きかどうかなどで、年収の目安とはずれます。
  • 対象は、保護者が京都府に住み、京都府内の府認可の私立高校に通う生徒です。他府県の私立高校に通う場合は対象外です。
  • 支援の対象は授業料と、施設整備費・教育充実費など学則で決めた経常的な費用です。入学金・制服代・PTA会費・修学旅行費は対象外です。
  • 多くの私立高校では、入学後にいったん授業料を納め、6月ごろに学校から配られる申請書で減免を申請します。1年生は4月に国の就学支援金の申請も別に必要です。
  • 兄弟姉妹の同時在学の加算は、2024年度から年収の上限がなくなり、大学生等の兄弟姉妹も数えるように広がっています。

授業料以外に使える、奨学のための給付金と京都市の支援

「奨学のための給付金」(国の制度名は高校生等奨学給付金)は、教科書費・教材費など授業料以外の教育費のための、返さなくてよい給付金です。2026年度から対象が広がりました。

奨学のための給付金の年額(京都府、2026年度、全日制・定時制)

世帯の区分(年収の目安)国公立私立
生活保護(生業扶助)32,300円52,600円
住民税所得割が非課税(年収約270万円未満)143,700円152,000円
所得割の合計 100円〜105,500円未満(年収約270〜380万円)47,900円50,670円
所得割の合計 105,500円〜182,500円未満(年収約380〜490万円)35,930円38,000円
年収の目安は、片働き・高校生1人・中学生1人の4人世帯の場合です。第1子・第2子以降の区別はありません。通信制は額が違います。
  • 基準日は7月1日です。国公立高校は7月中に学校へ、府内の私立高校は学校が決める期限までに学校へ申請します。府外の私立高校に通う場合は京都府文教課へ郵送か持参で、2026年度の期限は10月30日です。振込は10月下旬以降で、毎年度の申請が必要です。
  • 新入生は、4〜6月分を早めに受け取る「一部早期給付」を申請できます。ただし対象は、住民税所得割が非課税の世帯と生活保護世帯だけです。
  • 京都市に住む市民税非課税世帯(生活保護を除く)には、京都市の「学用品購入等助成金」(上限14万4,000円)があり、京都府の給付金との差額を京都市が出します。2026年度の受付は2026年10月1日〜2027年3月31日です。私立の全日制・定時制は府の額が上回るため、市からの支給はありません。
  • 京都市の「入学支度金」(新1年生、市民税非課税世帯)は、2026年度は国公立(全日制・定時制)6万3,000円、私立(全日制)17万8,000円でした。受付は2月1日からで、前倒しの支給を受けるには2月中の申請が必要でした。2027年度入学者向けの募集は、まだ発表されていません。
京都府の奨学のための給付金振込の時期と年額、早期給付・家計急変・京都市の助成金の申請京都市の就学援助対象になる所得の目安・もらえるもの・申込み

入学前に借りられる京都府の修学資金(無利子)

  • 修学金は、国公立が月1万8,000円以内、私立が月3万円以内です(自宅外通学は5,000円加算可)。無利子で、貸与が終わってから最長20年以内に生徒本人が返します。借りられるのは、保護者の年収の合計がおおむね472万円まで(4人世帯の目安)の世帯です。
  • 入学時の修学支度金は、国公立5万円、私立25万円で、修学金を借りる人だけが申し込めます。借り先は、家計を主に支える人(主たる生計維持者)の年収で分かれます。150万円未満なら京都府から借ります。150万円以上(目安は約800万円まで)なら保護者が金融機関から借り、その利子を京都府が補給します。
  • 2027年4月に進学する人の予約申請は、在学中の中学校へ出します。初回の振込は入学を確認してからの4月末以降で、2・3月には振り込まれません。
  • 合格発表後の2〜3月に、教科書・制服・タブレットや私立の入学料・授業料(第1期分)を納めることがあります。その支払いに社会福祉協議会の生活福祉資金を使う場合は審査があるので、志望校が決まった10月〜年内をめどに相談します。

2027年4月入学の場合の流れ

2027年4月に高校へ入学する場合の、支援の手続きの流れ

時期すること
2026年10月〜年内2・3月の入学費用に生活福祉資金を使うなら、社会福祉協議会に相談
2026年12月21日まで京都府の修学資金の予約申請(中学校へ)
2027年2月〜京都市の入学支度金の申請(前倒し支給は2月中)
2027年2〜3月合格発表後、入学料・制服などの納入。修学資金の本申請
2027年4月入学した高校で就学支援金を申請
2027年4〜6月奨学のための給付金の一部早期給付(非課税・生活保護世帯)
2027年6月ごろ私立高校:あんしん修学支援の申請(学校から申請書)
2027年7月奨学のための給付金の申請(基準日7月1日、学校へ)
2027年の時期は2026年度の日程をもとにした目安で、2027年度の日程と申請方法はまだ発表されていません。国は2027年度に向けて、奨学給付金を新入生の4月の状況で年額給付する仕組みや、学習用端末の購入費の支援を検討しています(概算要求の段階で、決まってはいません)。
京都府の公立高校の通学圏と中学校の学区住所で決まる出願先と、令和9年度からの新しい入試の日程

授業料以外にかかるお金

高校の学校教育費の内訳(全国平均、1年間・生徒1人あたり)

  • 公立高校(全日制)
  • 私立高校(全日制)
  • 授業料公立高校(全日制) 45,272円私立高校(全日制) 279,170円
  • 入学金等公立高校(全日制) 18,027円私立高校(全日制) 80,290円
  • 修学旅行費等公立高校(全日制) 36,500円私立高校(全日制) 62,778円
  • 学校納付金等公立高校(全日制) 35,630円私立高校(全日制) 127,346円
  • 図書・学用品・実習材料費等公立高校(全日制) 62,284円私立高校(全日制) 73,312円
  • 教科外活動費公立高校(全日制) 49,499円私立高校(全日制) 63,440円
  • 通学関係費公立高校(全日制) 97,634円私立高校(全日制) 136,790円
  • その他公立高校(全日制) 6,677円私立高校(全日制) 9,524円
令和5年度の調査で、2025・2026年度の制度変更より前の数字です。学校教育費の合計は公立351,523円、私立832,650円です。

授業料の支援が広がっても、通学費や修学旅行費、教材費などはかかります。奨学のための給付金や京都市の助成金は、こうした授業料以外の費用に使える支援です。

問い合わせ先と注意点

問い合わせ先

内容窓口
申請書の配布・提出入学した(在学する)高校
公立高校の就学支援金(府立)、国公立の奨学のための給付金、修学資金京都府教育庁指導部 高校教育課 修学支援係(075-414-5043)
京都市立高校の就学支援金京都市教育委員会 調査課(075-334-6366)
私立高校の就学支援金・あんしん修学支援・私立の奨学のための給付金京都府文化生活部 文教課(075-414-4516、4517)
京都市の入学支度金・学用品購入等助成金京都市子ども家庭支援課分室 奨学金担当(075-222-3777)

2027年度の申請方法と金額は、各窓口で確かめてください。

出典

各資料は2026年10月16日時点のものです。

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