第2子の保育料、京都府内でどこまで無料? 26市町村の多子軽減を比べる
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3歳から5歳までの保育料は国の制度で無償ですが、0〜2歳の保育料は、上の子がいるかどうかで大きく変わります。しかも「上の子」の数え方は市町村によって違い、上の子が小学生になると下の子の軽減がなくなる市町村もあれば、きょうだいの年齢に関係なく無料にする市町村もあります。京都府内26市町村の違いを整理しました。
この記事のポイント
- 国の多子軽減では、就学前のきょうだいが保育園・幼稚園などに一緒に通っている場合に、0〜2歳の第2子が半額、第3子以降が無料になります(低所得の世帯は、上の子の年齢を問わない特例あり)。
- 第2子以降を所得制限なしで無料にしているのは京都市・井手町・亀岡市の3市町です。上の子が小学生以上でも、下の子は第2子として数えられます。
- 久御山町・和束町・南山城村・伊根町は、公立の園などで0〜2歳の保育料を出生順に関係なく無料にしています。
- 残りのうち17市町村は国の多子軽減(同時在園で第2子半額)が基本で、多くは上の子が小学校に上がると、下の子が第1子として扱われます(京田辺市など一部は年齢制限なし)。
まず国の制度:3歳以上は無償、0〜2歳は多子軽減
3歳児クラスから5歳児クラスの保育料は、国の「幼児教育・保育の無償化」で無料です。市町村による差が出るのは、0〜2歳児クラスの保育料です。
- 0〜2歳の保育料は、世帯の住民税の額で決まります(住民税非課税の世帯は無料)。
- 国の多子軽減では、就学前のきょうだいのうち年長の子から数えて、第2子は半額、第3子以降は無料になります。上の子が保育園・幼稚園などに通っていることが条件で、上の子が小学生になると数えません。
- 市町村民税の所得割額が57,700円未満の世帯などは、上の子の年齢に関係なく、第2子半額・第3子以降無料になる特例があります。
- 京都府の制度では、18歳未満の子が3人以上いる世帯の第3子以降も、所得の要件を満たせば無料になります。
26市町村の分類
0〜2歳の第2子の保育料の扱い(2026年10月2日時点)
| 市町村 | 分類 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 京都市 | 第2子以降を無料 | 認可保育施設の第2子以降を無料。同時入所・所得要件なし。きょうだいは利用の有無に関係なく年長から数える |
| 向日市 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 同時在園で第2子半額、第3子以降無料(所得割57,700円未満は年齢制限なし) |
| 長岡京市 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 同時在園で第2子半額、第3子以降無料(所得割57,700円未満は年齢制限なし) |
| 大山崎町 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 同時在園で第2子半額、第3子以降無料(所得割57,700円未満は年齢制限なし) |
| 宇治市 | 国の制度に沿った条件付きの軽減・要確認 | 国の制度どおりの「2人目適用額」で、一律の無料ではない |
| 城陽市 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 同時在園で第2子半額、第3子以降無料(所得割57,700円未満は年齢制限なし) |
| 八幡市 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 同時在園で第2子半額、第3子以降無料(所得割57,700円未満は年齢制限なし) |
| 京田辺市 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 3歳未満の第2子半額・第3子以降無料で、きょうだいの年齢制限なし |
| 木津川市 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | ひとり親世帯などは第2子以降無料 |
| 久御山町 | 0〜2歳を出生順に関係なく無料(公立の園など) | 町立こども園の0〜2歳児を出生順・所得に関係なく無償化(町外の施設・小規模保育などは対象外) |
| 井手町 | 第2子以降を無料 | 第2子以降を所得制限なしで無償化。20歳までのきょうだいを数える |
| 宇治田原町 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 第1子が小学生の場合も、階層により半額か町の制度で1/3を軽減 |
| 笠置町 | 国の制度に沿った条件付きの軽減・要確認 | 公式情報で軽減の範囲を確認できず(要確認) |
| 和束町 | 0〜2歳を出生順に関係なく無料(公立の園など) | 町立わづかこども園で0〜5歳の保育料を無料 |
| 精華町 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 同時在園で第2子半額、第3子以降無料(所得割57,700円未満は年齢制限なし) |
| 南山城村 | 0〜2歳を出生順に関係なく無料(公立の園など) | 村立南山城保育園の全学年で保育料を無償化 |
| 亀岡市 | 第2子以降を無料 | 第2子以降を無償化。第1子の年齢や所得の制限なし |
| 南丹市 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | ひとり親世帯などは第2子以降無料 |
| 京丹波町 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 18歳未満の子のうち第3子以降は利用料と給食費が無料(町独自) |
| 福知山市 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 同時在園で第2子半額、第3子以降無料(所得割57,700円未満は年齢制限なし) |
| 舞鶴市 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 同時在園で第2子半額、第3子以降無料(所得割57,700円未満は年齢制限なし) |
| 綾部市 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 同時在園で第2子半額、第3子以降無料(所得割57,700円未満は年齢制限なし) |
| 宮津市 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 一定の階層(C〜D4-1)までは年齢に関係なく第2子半額・第3子以降無料 |
| 京丹後市 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 生計を同じくする第3子以降は、所得・年齢に関係なく無料 |
| 伊根町 | 0〜2歳を出生順に関係なく無料(公立の園など) | 1・2歳児の保育料を無条件で無償化(0歳児保育は受入れ準備中) |
| 与謝野町 | 同時在園で第2子半額・第3子以降無料(国の多子軽減。一部に上乗せ) | 同時在園で第2子半額、第3子以降無料(所得割57,700円未満は年齢制限なし) |
第2子以降を無料にしている3市町
京都市は令和7年度から、認可保育施設の世帯内第2子以降の保育料を無料にしています。同時に入所しているかどうかや、所得の要件はなく、手続きも必要ありません。きょうだいは保育園を利用しているかどうかに関係なく年長の順に数えるため、上の子が小学生や中学生でも、下の子は第2子として無料になります。
亀岡市も、生計を同じくする子のうち第2子以降の保育料を無償化しており、第1子の年齢や所得の制限はありません。井手町は令和5年4月から、所得制限なしで第2子以降を無償化しています(20歳までのきょうだいを数えます)。
この3市町では、きょうだいの年齢差に関係なく、2人目の0〜2歳の保育料がかかりません。年の離れたきょうだいの家庭ほど、国の制度どおりの市町村との差が大きくなります。
0〜2歳を出生順に関係なく無料にしている4町村
久御山町・和束町・南山城村・伊根町は、第1子も含めて0〜2歳の保育料を無料にしています。ただし、対象が町村立の園に限られるなど、条件があります。
- 久御山町:町立こども園の0〜2歳児を出生順・所得に関係なく無償化(町外の施設・小規模保育などは対象外)
- 和束町:町立わづかこども園で0〜5歳の保育料を無料
- 南山城村:村立南山城保育園の全学年で保育料を無償化
- 伊根町:1・2歳児の保育料を無条件で無償化(0歳児保育は受入れ準備中)
国の多子軽減どおりの市町村と、その上乗せ
17市町村は、国の多子軽減を基本に、就学前のきょうだいが一緒に通っている場合に第2子半額・第3子以降無料としています。府内の多くの市町村がこの形です。
この中でも、独自の上乗せをしている市町があります。京田辺市は3歳未満の第2子半額について、きょうだいの年齢制限を設けていません。宇治田原町は第1子が小学生の場合も、階層により半額か町の制度で1/3を軽減します。木津川市・南丹市はひとり親世帯などの第2子以降を無料に、京丹後市は第3子以降を所得・年齢に関係なく無料にしています。
宇治市は国の制度どおり「2人目適用額」で、一律の無料ではありません。笠置町は、公式情報で軽減の範囲を確認できませんでした。
家庭に当てはめて考える
- きょうだいの年齢差を確かめる下の子が0〜2歳のときに、上の子が就学前かどうかで、国の多子軽減の対象になるかが決まります。年齢差が3歳以上なら、上の子が小学生になっている可能性が高くなります。
- 住民税の所得割額を確かめる所得割額が57,700円未満の世帯は、上の子の年齢に関係なく軽減が受けられる特例があります。
- 独自の軽減がある市町村を比べる第2子以降を無料にしている京都市・井手町・亀岡市などでは、きょうだいの年齢差に関係なく2人目の保育料がかかりません。引っ越しを考えている場合は、医療費や給食費とあわせて比べます。
注意点
- この記事は2026年10月2日時点の各市町村の公式情報をもとにしています。保育料の制度は年度ごとに見直されることがあります。
- 認可外保育施設や幼稚園の扱い、給食費などの実費の扱いは市町村ごとに違います。
- 実際の保育料は、世帯の住民税の額や子どもの人数で決まります。詳しくは市町村の保育料の案内で確認してください。
出典
- 京都市:利用者負担額(保育料)の軽減・免除について
- 亀岡市:第2子以降保育料無料化助成事業実施要綱
- 井手町:井手町の子育て施策の独自拡充事業
- 井手町:幼児教育・保育の無償化について
- 久御山町:町立こども園の保育料及び一時保育利用料(0〜2歳児)の無償化
- 京田辺市:特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の保育料等に関する条例
- 福知山市:保育料第3子以降無償化となります
26市町村それぞれの公式ページ(出典)は、自治体手当比較の各市町村のページに載せています。内容は2026年10月2日時点でFAMISMAが確認したものです。
記事の数字は、自治体の公表資料をもとにFAMISMAが集計した参考値です。制度や受付の内容は変わることがあるため、手続きの際は必ず自治体の公式情報をご確認ください。
