子育て支援

京都市の公園のボール遊び 幼児・小学生の少人数ならできる、野球・サッカーは「球技広場」で

公開日:

京都の住宅地の小さな公園の芝生に、子どものボールと運動靴が置かれ、ベンチと遊具が見えるイラスト

京都市建設局が管理する公園でのボールの使い方は、市の「球技に係る取扱基準」(2013年4月から実施)で決まっています。球技は原則禁止ですが、幼児や小学生が少人数でするボール遊びはできます。

要点

  • バットを使うことや、チームでする野球・サッカーは、ふつうの公園ではできません。できるのは、条件を満たした「球技広場」だけです。
  • 「球技広場」の条件は、広さ1,200㎡以上、まわりに高さ4m以上のフェンスがあることなどです。どこが球技広場かの一覧は公表されていません。
  • 京都市は2024年2月に、地域で公園の利用ルールを見直せる「Park-UP事業」を作りました。2026年度は3つの公園で、ボールの利用ルールを作る実証実験を予定しています。

京都市のきまりで、できることとできないこと

「京都市建設局所管の都市公園における球技に係る取扱基準」の対象は、京都市建設局が管理する、市内の900をこえる公園です。原則として球技は認めず、次のような場合だけを例外にしています。

京都市の公園でのボール遊び

やりたいことふつうの公園球技広場
幼児や小学生が、少人数でボール遊びをするできるできる
バットを使うできないできる(幼児・小学生)
チームで野球やサッカーをするできないできる(幼児・小学生)
グラウンドゴルフ・ペタンクなど、球を転がす球技小学生の利用が少ない時間(おおむね平日の午後2時まで)ならできる小学生の利用が少ない時間ならできる
ほかの人が使えないように独り占めするできないできない
このほか、公園の管理者が「公園の利用や管理に支障がない」と認めた場合も球技ができます。

京都市が球技を原則禁止にしている理由は、ボールなどの道具がほかの利用者の安全をおびやかすこと、チームでの活動がほかの人の利用のじゃまになること、公園の外にボールが飛んで、通行人や近くの家に被害が出るおそれがあることです。

そだちのヒントで、やわらかいボールを使った親子の遊びを見る座って転がし合うところから、投げる・受ける・けるへ進める順番

「球技広場」の条件

取扱基準では、公園の中の広場のうち、次の条件をおおむね満たす場所を「球技広場」と定めています。

  • 広場の広さが1,200㎡以上あること
  • 広場のまわりに、高さ4m以上のフェンスがあること
  • 公園のほかの施設との間に、ボールがとどかないような緩衝帯があり、ほかの利用者の安全が守られること
  • 広場のまわりが民家に接していないなど、近くの家の安全が守られること

広い公園でも、条件を満たしていなければ球技広場ではありません。どこが球技広場かは、公園の掲示か、京都市建設局みどり政策推進室(075-222-4114)で確かめられます。

キャッチボール、看板、府立の公園

  • 基準が例外にしているのは「幼児や小学生が少人数で」するボール遊びで、大人どうしのキャッチボールは例外に入っていません。親子でのキャッチボールで迷うときは、公園の掲示や管理者の案内に従ってください。
  • 公園に「ボール遊び禁止」の看板があるときは、その公園の掲示に従ってください。公園ごとの掲示やルールが、取扱基準より優先されることがあります。
  • 鴨川公園・嵐山公園などの府立の公園や、国の京都御苑は、この基準の対象ではありません。それぞれの管理者のきまりを確かめてください。

地域でボールのルールを作る動き

公園は立地や使われ方で事情が違い、利用者のあいだで基準の受け取り方が違うために、トラブルが起きることもあります。京都市は、ほかの利用者に気を配りながら、子どもが公園でボールを使える環境を整える方針です。

  • 2024年2月に「Park-UP事業」を作りました。地域で話し合って合意したうえで、公園の運営方針や利用ルールを決める「公園運営委員会」を作り、一定の範囲で公園の利用ルールを地域で見直せる仕組みです。対象は街区公園・近隣公園・地区公園です。
  • 2025年度には、竹間公園(中京区)で、地域と学校が連携して、ボールの利用ルールを作りました。
  • 2026年度は、蟹ヶ坂公園(北区)・中町公園(左京区)・三反田公園(右京区)で、公園ごとにボールの利用ルールを作る実証実験を予定しています。実施の時期は、市と地域の団体などで話し合って決めます。地域の団体が自分たちでルールを作れる手順書も、あわせて作ります。

Park-UP事業でルールを見直した公園では、ほかの公園と違うルールになっていることがあるので、公園の掲示を確かめてください。地域で公園のルールを話し合いたいときは、京都市建設局みどり政策推進室(075-222-4114)がPark-UP事業の窓口です。

思いきりボールを使いたいときは

チームでの野球やサッカーの練習には、公園の中にある野球場・球技場などの運動施設が使えます。料金や申込みの方法は、京都府と府内の市町村が共同で使う「京都府・市町村公共施設案内予約システム(きょうと丸ごと施設ナビ KYO-MARU)」か、施設のサイトで確かめてください。

サッカーや少年野球ができる、公園の中の主な運動施設

施設区主な種目
西京極総合運動公園右京区陸上競技、サッカー、ラグビー、硬式野球ほか
宝が池公園運動施設左京区サッカー、ラグビー、ホッケー、ラクロス、テニスほか
岩倉東公園左京区軟式野球、ソフトボール、サッカー、少年サッカー
東野公園山科区少年野球、ソフトボール
吉祥院公園南区サッカー、ラグビー、軟式野球ほか
上鳥羽公園南区少年野球、ソフトボール
桂川緑地久我橋東詰公園南区サッカー、少年サッカー、フットサル、少年野球、ラグビーほか
牛ヶ瀬公園西京区少年野球、ソフトボール
下鳥羽公園伏見区サッカーほか
伏見桃山城運動公園伏見区硬式野球、軟式野球、ソフトボール、サッカーほか
公園の中の屋外のスポーツ施設のうち、種目にサッカー・少年サッカー・少年野球のどれかがあるものです(令和8年9月3日現在)。
京都市の公園マップ区ごとの地図と、広さで絞り込める公園の一覧

子どもを対象に活動している中学生以下の団体なら、京都市こども体育館(左京区松ヶ崎)を無料で使えます(ドッジボールなどができるアリーナ)。前もって団体登録が必要で、申込みは往復はがきで、抽選の期間が決まっています。2027年2月1日〜28日(予定)は、空調の工事のため休館します。

団体でなくても、児童館には0歳から18歳未満の子が、基本的に申込みなしで遊びに行けます(自由来館、無料)。

京都市の学童保育(学童クラブ)放課後まなび教室・児童館の自由来館と、学童クラブの違い京都市の0〜2歳の親子の居場所児童館の乳幼児クラブと、こどもみらい館のこども元気ランドの使い方

出典

各資料は2026年10月17日時点のものです。運動施設の表は、京都市の施設情報一覧(CC BY 4.0)をもとにFAMISMAが作った表です。

読みもの一覧へ