京都市立中学校の部活動は原則2028年8月末で終わる 9月からは地域クラブ「京クラ」と校内の「放活」
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京クラは地域や民間の団体が運営する学校の外の活動で、参加費は原則本人負担です。放活は平日の放課後に在籍する学校で17時まで行い、費用は原則かかりません。
要点
- 2026年度の小学6年生は中学2年の夏まで部活動に入れ、2028年9月から部活動は京クラ・放活に替わります。小学5年生は中学1年の夏までです。
- 京クラは市内15の地域に置かれ、通う中学校や家のある地域に関係なく選べます。参加するかどうかは自由で、選抜はしません。
- 京クラの一覧と参加費は2027年4月ごろに公表され、参加する生徒の募集は2028年4月に始まる予定です。
平日も休日も、2028年9月に切り替わる
京都市は2025年11月14日に、市立中学校の部活動を原則2028年8月末でやめると発表しました。対象は市立中学校と、小中学校(義務教育学校)の後期課程です。国のガイドラインは、休日の部活動を2031年度までに原則すべて地域に移すことを目指し、平日は課題を検証してから方針を決めるとしています。京都府の指針は、すべての部活動を一律に地域へ移すのではなく、続けにくい部活動から移す考えです。
京都市は8月末にした理由に、2026年度に入学した生徒が中学3年の夏の大会まで続けられることと、2028年度の2学期から中学校で全員制の給食が始まり、時間割が変わることを挙げています。駅伝・ラグビー・文化部のように、秋や冬に大会やコンクールがあるものは、その時期まで柔軟に対応します。
2026年度の学年ごとの中学校での流れ
| 2026年度の学年 | 中学校での流れ |
|---|---|
| 中学1年生 | 中学3年の夏の大会まで部活動を続けられる |
| 小学6年生 | 中学2年の夏まで部活動。2028年9月から京クラ・放活 |
| 小学5年生 | 中学1年の夏まで部活動。部活動に入らず、2028年9月から京クラ・放活に参加してもよい |
| 小学4年生まで | 入学したときから京クラ・放活 |
京クラと放活の違い
京クラと放活(2028年9月から)
| 項目 | 京クラ | 放活 |
|---|---|---|
| 運営 | 地域・民間の団体(学校の管理の外) | 学校(学校の管理の中) |
| 日時 | 平日・休日 | 平日の放課後、17時まで |
| 参加できる人 | 市立中学校の生徒のほか、国立・私立や他の市町の中学生も | 在籍している学校の生徒 |
| 指導 | 地域や民間の指導者が原則2人以上 | 原則として指導者は置かず、生徒が中心。教員が見守る |
| 費用 | 原則本人負担 | 原則なし(教材費などの実費はかかることがある) |
| 大会 | 大会を主催する団体の決まりによる | 原則出ない |
京クラは正式には「京都市認定地域クラブ活動」で、総合型地域スポーツクラブ、スポーツ少年団、文化芸術団体、習い事の教室、民間の事業者、大学などの活動を京都市が認定します。今の部活動が、そのまま京クラになるわけではありません。部活動になかった種目も新しく作ります。
放活は京都市だけの取組で、何をするかは学校ごとに決めます(資格の勉強、補習、地域と連携した活動など)。京クラにも放活にも、参加しなくてかまいません。
京クラは市内15の地域から選ぶ
京都市を15の地域に分け、それぞれに活動の場所と種目をそろえます。北区・上京区・中京区・南区・山科区は区で1つ、下京区と東山区で1つ、左京区・右京区・西京区は2つ、伏見区は3つです。通う中学校や家のある地域に関係なく、どの地域の京クラにも参加できます。場所は市立中学校の施設や市の施設、団体の施設です。
京クラは、休みを週2日以上とり、1日の活動は平日2時間程度・休日3時間程度、1週間で11時間程度までにします。週1日だけの京クラも、週5日の京クラもあります。活動場所への移動は、徒歩・自転車・公共交通機関・保護者の送り迎えで、自転車のときは保険に入り、ヘルメットをかぶります。
学校の施設は平日17時まで学校の活動が優先で、学校で行う京クラの平日の開始時刻は検討中です。京都市の小学4〜6年生へのアンケート(2026年2〜3月)では、中学生になってやってみたい活動がある子のうち、77%が月〜金曜日、12%が土日の活動を望みました。吹奏楽は、学校ごとの京クラを置くかどうかを、これから決めます。
中高一貫校(西京高校附属中学校)は15の地域の表に入っていません。在籍する生徒の活動の場をどうするかは検討中で、学校のホームページや説明会で知らせます。
京都の公立中高一貫校5校の入試(2027年4月入学) 出願できる住所・日程・倍率西京高校附属中学校などの出願の条件と日程京クラの参加費は団体ごとに決まる
京クラの参加費は、入会費や材料費も含めて団体が決め、金額はそろっていません。国のガイドラインのFAQは、休日に週1日・月4日程度の活動なら月1,000〜3,000円程度を参加費のイメージとし、月数百円や4,000円程度もあり得るとしています。けがの補償と個人賠償責任の保険に入ることが、京クラの認定の条件です。
参加費への補助や、経済的に苦しい家庭への補助は、2026・2027年度に検討し、決まり次第知らせます。
2028年9月までの予定
- 2027年1〜3月ごろ京クラを行う地域・民間の団体を公募します。
- 2027年4月ごろ認定した京クラの名前・種目・場所・活動の頻度・参加費が公表されます。
- 2027年9月ごろから京クラの体験会があります。
- 2028年4月京クラに参加する生徒の募集が始まります。
- 2028年9月部活動に替わって、京クラと放活が始まります。
予定は、実証の結果や予算によって見直されることがあります。申込みの方法や手続きはまだ決まっておらず、決まり次第知らせるとされています。問い合わせは、京都市教育委員会 部活動地域展開準備室(075-708-6551)です。
野球部の部員は20年で半分以下に
京都市立中学校の主な運動部の部員数
- 2005年度
- 2025年度
- ソフトテニス
- バスケットボール
- 野球
- サッカー
- バレーボール
- 陸上
- 卓球
市立中学校の生徒は、2005年度の30,115人から2025年度は26,187人に、運動部の部員は19,452人から15,290人に減りました。運動部の数は862部から777部です。バスケットボールと陸上の部員はほぼ変わらず、野球とソフトテニス、サッカーで大きく減っています。
京都市立小学校の児童数はピークの約3分の1児童数の推移と区ごとの減り方、これからの学校の統合出典
- 京都市教育委員会:京都市学校部活動地域展開実施計画
- 京都市教育委員会:市立中学校部活動の廃止及び京都版地域クラブ(仮称)の設置時期について
- 京都市教育委員会:「京都版地域クラブ(仮称)」及び「放課後活動」の愛称等の決定
- 京都市教育委員会:よくある質問と回答(Q&A)
- 京都市教育委員会:現小6児童の保護者向け説明資料(R8.10作成)
- 京都市教育委員会:「中学校部活動地域展開」に向けた子どものニーズに関するアンケート調査結果
- 京都市教育委員会:第9回学校部活動及び地域クラブ活動の在り方検討会議(参考資料3「中学校部活動の現状と取組」)
- スポーツ庁:部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン(令和7年12月)
- スポーツ庁:部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン FAQ
- 京都府教育委員会:部活動地域展開等(京都府学校部活動及び地域クラブ活動推進指針)
各資料は2026年10月27日時点のものです。
