子育て支援

京都市の放課後等デイサービス 対象・日数・費用と、区ごとの事業所数

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放課後の部屋で、ランドセルを置いた子どもたちが職員と工作や遊びをするイラスト

「放課後等デイサービス」は、障害のある子や発達に心配のある子が、放課後や学校の休みの日に通う療育の施設です。

要点

  • 対象は、小学1年〜高校3年(総合支援学校の小学部〜高等部を含む)の障害のある子です。
  • 使うには受給者証が要ります。2026年10月から、相談・申請の窓口は住んでいる区の区役所・支所の子どもはぐくみ室です。
  • 京都市は独自に、所得割のある世帯の1か月の費用の上限を国の半分にしています。均等割だけの世帯と非課税の世帯は0円です。

対象の子と、事業所でする支援

事業所では、日常生活の充実と自立の支援、いろいろな遊びや体験、地域との交流、子どもが主体的に参加できる活動などをします。学校と事業所の間の送迎も、サービスの一つです(送迎をするかどうかは事業所によって違います)。

そだちのヒントで、療育でも取り入れられている遊びを見る家での遊び方と、遊びで期待すること

18歳を過ぎても、続けて使わないと福祉を損なうおそれがあると市町村が認めれば、本人の申請で20歳まで使えます(児童福祉法の特例)。ただし、生活介護などの障害福祉サービスを受けられる場合は対象外です。京都市での手続きは、子どもはぐくみ室で確かめてください。

使い始めるまでと、使える日数

支給決定と受給者証の発行は、第二児童福祉センターがまとめて行っています。どの療育をどれくらい使うかの計画は、相談支援事業所に作ってもらうか、保護者が自分で書きます(セルフプラン)。市は相談支援事業所の利用を勧めています。セルフプランのときは同意書も要ります。

使える日数(支給量)は、1か月あたりの日数で、子どもごとに決まります。上限は原則として「その月の日数から8日を引いた日数」(31日の月なら23日)で、市町村が必要と認めれば超えることもあります。2025年度(2026年3月)に使った子の1か月の利用日数は、1人あたり約10.7日でした。

受給者証には期限があり(最長1年)、期限が切れる前に京都市から更新の案内が届きます。

京都市で療育を使うまで 2026年10月から相談・申請は区役所の子どもはぐくみ室へ区ごとの窓口の電話と、受給者証を受け取るまでの流れ

費用の上限は国の半分(京都市)

費用は、原則としてサービスにかかった費用の1割で、所得に応じた1か月の上限額(上限月額)があります。

1か月の上限額(小学生以上)

世帯の区分国京都市
生活保護・市民税非課税の世帯0円0円
市民税が均等割だけの世帯4,600円0円
所得割 28万円未満4,600円2,300円
所得割 28万円以上37,200円18,600円
所得割は、保護者の世帯の市民税の所得割額です。28万円以上は、おおむね年収890万円以上が目安です。

今の額は2022年7月の利用分からです。それまでの京都市の上限は、利用日数と所得に応じて300円〜7,700円でした。見直しで、日数による区分をやめ、所得だけで決める形になりました。課税世帯では、見直し前より上限が上がった場合もあります。

おやつ代や、事業所の企画への参加費などは、上限額とは別にかかることがあります。事業所は、こうした費用の内容と額を前もって説明し、保護者の同意を得る決まりです。送迎の有無や実費は、事業所に確かめてください。きょうだいの多子軽減は、小学生以上は対象外です。ただし、同じ月にきょうだいが障害児通所支援を使うときは、京都市が、合計の負担を子ごとの上限のうち最も大きい額までにする助成をしています。

使う子は6年で約1.6倍

放課後等デイサービスを使った子の数(京都市、各年度3月の1か月)

  • 2019年度2,814人
  • 2020年度3,144人
  • 2021年度3,313人
  • 2022年度3,574人
  • 2023年度3,917人
  • 2024年度4,139人
  • 2025年度4,376人

市は2025年3月に計画の見込みを引き上げ、2029年度に4,780人を見込んでいます。

区ごとの事業所の数

区ごとの放課後等デイサービスの事業所(2026年10月1日)

区事業所6〜17歳1,000人あたり
北区191.93
上京区132.17
左京区181.29
中京区161.73
東山区31.34
山科区191.78
下京区91.47
南区111.28
右京区382.19
西京区241.66
伏見区371.57
京都市全体2071.70
1,000人あたりは、2026年10月1日現在の6〜17歳の人口あたりの数で、定員・空き・区をまたいで通う子は反映していません。北区の1事業所は、市の行政処分で2026年12月22日に指定が取り消される予定です。
療育マップで、区ごとの放課後等デイサービスを見る事業所の場所と、公表された支援プログラム・自己評価

新しい事業所は足りない区だけで募る「総量規制」

京都市では、今ある事業所の受け入れられる量(サービス供給量)が、計画の必要な量の見込みを上回っている区・支所では、新しい事業所を指定していません(総量規制)。事業所の地域の偏りをなくすための仕組みで、2019年9月に市の審議会で方針が示されました。足りない区・支所だけで事業所を公募し、応募が多いときは審査で選びます。主に重症心身障害児が通う事業所は、公募の対象外です。

2024年4月以降に開所する分の公募の結果

開所の時期公募した区・支所募集数 → 選ばれた事業者
2024年4月〜9月910 → 7
2025年4月〜9月1015 → 6
2025年10月〜2026年3月1230 → 9
2026年4月〜9月1124 → 2
2026年10月〜2027年3月918 → 7
募集数は、定員10人の事業所に換算した参考値の合計です。選ばれた事業者が実際に開所したかどうかは含みません。2027年4月以降に開所する分の公募は公表されていません。

2026年10月〜2027年3月開所分の対象は、左京・山科・下京・南・右京・西京・洛西・伏見・深草の区・支所です。対象は計画の見込みとの比べ方で決まるので、1,000人あたりの事業所が多い右京区も入っています。

事業所を選ぶときに見られるもの

事業所の情報が載っている資料

資料載っていること
京都市の一覧事業所名・所在地・電話・定員と、支援プログラム・自己評価の公表先
支援プログラム5つの領域(健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性)との関係や、営業時間、送迎の有無など。2025年4月から、公表していない事業所は報酬が減るようになりました。
自己評価・保護者評価放課後等デイサービスは2017年4月から、結果を公表する決まりです。
国の情報公表システム(WAM)事業所ごとのページに、送迎の実施と、医療的ケアが必要な子の受け入れ体制が載っています。

送迎や医療的ケアの対応で絞り込める公式の一覧は公表されていません。事業所ごとのページや支援プログラムで確かめ、見学のときに聞いてください。市の2023年12月の調査では、放課後等デイサービスを使う保護者が事業所を選んだ理由で最も多かったのは「事業所が送迎を行ってくれる」でした(小学校の育成学級の子の保護者で62.1%)。

学童クラブとの併用

学童クラブ(放課後ほっと広場・地域学童クラブを含む)に登録している障害のある子は、2020年度の1,014人から、2025年度は1,427人(登録している子の8.2%)に増えました(各年4月1日)。児童館・学童クラブには、支援が必要な子を受け入れるための介助者の派遣や人件費の補助の制度があり、巡回支援員も訪問しています。放課後等デイサービスも、学童クラブとの併用や、学童への移行の支援をしています。

一方、市の2023年12月の調査では、小学校の育成学級の子の保護者(回答した人)のうち、放課後等デイサービスを使っている人が78.7%、学童クラブは12.9%でした。市はこの結果を「インクルージョンが進んでいない」とまとめ、一般の施策とつなぐ取り組みを進める方針です。

京都市の学童保育(学童クラブ) 料金・時間・申込みと、放課後まなび教室との違い学童クラブを行う4つの場所と、区ごとの登録児童数京都市の就学相談と、育成学級・通級指導教室・総合支援学校就学先の相談の流れと、学びの場の種類

出典

資料は2026年10月20日時点のものです。割合・増え方・1人あたりや1,000人あたりの値と、公募の募集数の合計は、京都市の審議会・検討会議の資料、事業所一覧、住民基本台帳人口、公募の資料からFAMISMAが集計した値です。

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