子育て支援

京都市で療育を使うまで 2026年10月から相談・申請は区役所の子どもはぐくみ室へ

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区役所の相談コーナーで、子どもをひざにのせた保護者が職員と話すイラスト

京都市では2026年10月1日から、療育(児童発達支援・放課後等デイサービスなど)を使うための相談と申請の窓口が、児童福祉センターから区役所・支所の子どもはぐくみ室に変わりました。

要点

  • 費用は所得に応じた1か月の上限額までで、京都市は独自に、就学前は国の6分の1、就学後は2分の1にしています。満3歳になって最初の4月から3年間は、利用者負担が無料です(食費などの実費は別)。
  • 使い始めるには、利用の計画(相談支援事業所に頼むか、保護者が書くセルフプラン)が要り、支給決定のあとに事業所と契約します。

相談・申請の窓口と受給者証

療育の施設(児童発達支援・放課後等デイサービスなど)を使うには、京都市の支給決定を受けて、「通所受給者証」を受け取る必要があります。

療育の窓口の変更(2026年10月1日から)

手続き9月まで10月から
相談・申請児童福祉センター 発達相談課(南区・伏見区は第二児童福祉センター 発達相談部門)住んでいる区の区役所・支所の子どもはぐくみ室
支給決定・受給者証の発行同上第二児童福祉センター 発達相談部門(すべての区の分をまとめて)
対象は、児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援・居宅訪問型児童発達支援です。短期入所と日中一時支援は、区役所・支所の障害保健福祉課が窓口になります。

子どもはぐくみ室の連絡先

相談・申請の窓口は、住んでいる区の子どもはぐくみ室の「子育て相談担当」です。開いているのは午前9時〜午後5時(土・日・祝日・年末年始を除く)です。

区役所・支所の子どもはぐくみ室(子育て相談担当)

区役所・支所電話
北区役所075-432-1454
上京区役所075-441-2873
左京区役所075-702-1222
中京区役所075-812-2598
東山区役所075-561-9349
山科区役所075-592-3259
下京区役所075-371-7219
南区役所075-681-3574
右京区役所075-861-2179
西京区役所075-392-5691
西京区役所 洛西支所075-332-9186
伏見区役所075-611-1163
伏見区役所 深草支所075-642-3879
伏見区役所 醍醐支所075-571-6748
右京区京北地域の人は、京北出張所(保健福祉第二担当 075-852-1816)に相談でき、出張所で行っていない事業は右京区役所で受けます。療育の相談・申請を出張所で受けるかは、出張所か右京区役所の子どもはぐくみ室で確かめてください。
療育マップで、区ごとの子どもはぐくみ室と事業所を見る窓口の住所・電話と、区内の児童発達支援・放課後等デイサービスの事業所

使い始めるまでの流れ

  1. 子どもはぐくみ室に相談・申請する住んでいる区の子育て相談担当が受け付けます。
  2. 利用の計画を用意するどの療育をどれくらい使うかの計画(京都市の書類の名前は「児童支援利用計画」)が要ります。相談支援事業所に作ってもらう方法と、保護者が自分で書く「セルフプラン」があります。市は相談支援事業所の利用を勧めています。相談・計画作成は無料です。保育所等訪問支援を使うときは、相談支援事業所に頼みます。
  3. 支給決定を受け、受給者証が届く第二児童福祉センター 発達相談部門から、受給者証が届きます。
  4. 事業所を探して、見学・契約する事業所を探して見学や面談をし、受け入れてもらえることになったら契約します。定員がいっぱいで使える事業所がないと、待つことがあります。

申請に、障害者手帳や医師の診断書は欠かせないものではありません(申請書の手帳の欄は、持っている場合に書きます)。診断名がなくても、障害が見込まれて支援が必要と認められれば使えます。ただし、障害の状態を確かめる情報がないときなどは、医師の診断書などの書類を求められることがあります。

受給者証には期限があります(最長1年)。期限が切れる前に、京都市から更新の案内が届きます。更新の書類は、第二児童福祉センター 発達相談部門に出すほか、子どもはぐくみ室にも出せます。

療育を使うか決める前の、発達の相談先

区役所・支所の子どもはぐくみ室は子育ての総合窓口で、各区で心理士の相談も受けられます(就学前〜18歳)。

児童福祉センター(南区・伏見区は第二児童福祉センター)は、18歳未満の子の発達の遅れや、きこえ・ことばの相談を受け、内容に応じて発達検査や医学的診察をします。

児童福祉センターの発達の相談

相談先電話
児童福祉センター 発達相談課(南区・伏見区以外)075-950-1232
第二児童福祉センター 発達相談部門(南区・伏見区)075-612-2700
受付時間は平日8時30分〜17時です。発達の相談の総合受付は、児童福祉センター 075-950-0748、第二児童福祉センター 075-612-2727です。

児童発達支援センターの専門相談窓口(9か所)では、療育につながる前でも、子どもの発達や子育ての悩みを無料で相談できます。家族や施設が、各センターに直接連絡します。

児童発達支援センターの専門相談窓口

センター区電話
ひなどり学園北区075-492-8222
ひばり学園北区075-462-7621
ポッポ左京区075-702-3699
京都市児童発達支援センター うさぎ園中京区075-950-1567
京都市児童発達支援センター こぐま園中京区075-950-0584
むくの木園東山区075-551-2116
洛西愛育園西京区075-391-7793
空の鳥幼児園伏見区075-585-3833
京都市児童療育センター きらきら園伏見区075-646-3818

乳幼児健診(1歳6か月・3歳など)でも、発達の様子を確かめ、必要に応じて相談や福祉サービスを案内しています。5歳児健診では、療育の施設を使っている(使う予定の)子は、二段階目の健診(質問票のあとに、子どもはぐくみ室で受ける健診)を受けなくてもかまいません。身体面などの相談のために受けることもできます。

京都市の乳幼児健診 1か月・4か月・8か月・1歳6か月・3歳・5歳の受け方、持ち物、日程を変えたいとき健診の時期と受け方、5歳児健診の二段階の流れそだちのヒントで、家で試せる工夫を探すことば・切り替え・食事・感覚など、困りごとごとの関わり方と考えられる理由

費用の上限は国より低い(京都市)

療育の利用者負担は、原則として費用の1割で、所得に応じた1か月の上限額(上限月額)を超えません。おやつ代などは、別にかかることがあります。京都市の今の上限額は、2022年7月の利用分からです。

1か月の上限額(就学前)

世帯の区分国京都市
生活保護・市民税非課税の世帯0円0円
市民税が均等割だけの世帯4,600円0円
所得割 3万3千円未満4,600円300円
所得割 3万3千円以上28万円未満4,600円700円
所得割 28万円以上37,200円6,200円
所得割は、保護者の世帯の市民税の所得割額です。28万円以上は、おおむね年収890万円以上が目安です。小学生以上(放課後等デイサービスなど)の京都市の上限は、所得割28万円未満が2,300円、28万円以上が18,600円です(非課税・均等割だけの世帯は0円)。

満3歳になって初めての4月1日から3年間は、児童発達支援などの利用者負担が無料です(3〜5歳の無償化)。無償化のための別の手続きは要りません。保育園・幼稚園などと療育の両方を使うときも、両方が無償化の対象です。ただし、食費などの実費は無料の期間でもかかります。

市民税が課税されている世帯の第2子以降の未就学児は、兄・姉が保育園などに通っている場合(世帯の年収がおおむね360万円未満なら、兄・姉の年齢を問わず)、負担がさらに軽くなります。第2子は費用の5%(上限額の方が低ければ上限額)、第3子以降は0円です。小学生と、無償化の対象の子は対象外です。

療育を使う子の保育園・幼稚園(京都市) 申込みの点数、障害児保育、保育所等訪問支援併用するときの保育の申込みの書類・日程・相談先

児童発達支援を使う子は6年で約1.3倍に

児童発達支援を使った子の数(京都市、各年度3月の1か月)

  • 2019年度2,213人
  • 2020年度2,228人
  • 2021年度2,300人
  • 2022年度2,356人
  • 2023年度2,562人
  • 2024年度2,948人
  • 2025年度2,888人

使う子が増える一方で、1人あたりの1か月の利用日数は、2019年度の約5.3日から2025年度は約4.4日に減っています。市の計画では、2029年度に1か月あたり3,025人を見込んでいます。

2026年10月1日現在、市内には児童発達支援の事業所が83、児童発達支援センターが10(市の中核の9か所と、山科区の1か所)あります。待つ期間の目安は公表されていません。児童発達支援を使う子の保護者への2018年の市の調査では、相談支援への要望として「サービスの利用開始までにかかる時間を短くしてほしい」を選んだ人が29.7%いました(複数回答)。

小学校に上がるとき

小学生になると、放課後や休みの日に使う療育は「放課後等デイサービス」になります。受給者証の相談・申請の窓口は、同じ子どもはぐくみ室です。就学先(通常の学級・通級指導教室・育成学級・総合支援学校)の相談は、教育委員会と小学校が窓口になります。

京都市の就学相談と、育成学級・通級指導教室・総合支援学校就学先の相談の時期と流れ、学びの場の種類、在籍者の推移京都市の放課後等デイサービス 対象・日数・費用と、区ごとの事業所数使える日数の上限、学童クラブとの併用、新しい事業所の公募(総量規制)

出典

資料は2026年10月20日時点のものです。1人あたりの1か月の利用日数と、利用した子の増え方(倍)は、京都市障害者施策推進審議会の資料からFAMISMAが集計した値です。

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