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京都市の保育園の受入枠は減っている? 令和6〜9年度の4月入所の枠と施設の増減

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「保育園の枠が減っている」という話を耳にすることがあります。京都市が毎年公表している4月入所の受入枠を、令和6年度から令和9年度まで4年分並べ、0〜2歳の枠と施設の数がどう変わったかを確かめました。年度によって数字で公表されていない施設の数が違うため、両方の年度で数字がある同じ施設どうしで比べています。

この記事のポイント

  • 同じ施設どうしで比べると、令和6年度から令和9年度にかけて、0歳児の受入枠は2,320人から2,125人へ、1歳児は2,395人から2,177人へ、それぞれ1割近く減りました。2歳児は846人から843人で、ほぼ変わっていません。
  • 0歳児の枠を減らした施設は160、増やした施設は75でした。1歳児も減らした施設(167)が増やした施設(125)を上回っています。
  • 施設の数は428〜432でほぼ横ばいです。令和7年度に幼稚園から移行した認定こども園が5園加わった一方、新しく開設した保育所などはなく、分園や市営保育所の閉所が続きました。
  • 第一希望の申込数も、0歳児・1歳児とも令和6年度より少なくなっています(1歳児は2,422人→2,317人)。枠と申込みがともに減っているため、市全体の倍率はほぼ横ばいです。

比べ方:同じ施設どうしで比べる

京都市は毎年、4月入所の一次調整について、施設ごとの受入枠を公表しています。令和6〜8年度は一次調整の申込みを締め切った時点(11月)の受入枠、令和9年度は令和8年10月1日時点の募集予定の受入枠です。令和9年度の数字は、申込状況の公表(令和8年11月27日予定)までに変わることがあります。

受入枠の中には、「要相談」や、複数の年齢・施設で共通の枠など、数字で公表されていないものがあります。その数は年度によって違う(1歳児で37〜47施設)ため、全施設の合計をそのまま比べると、公表のしかたの違いで増えたり減ったりして見えます。そこで、両方の年度で受入枠が数字で公表されている同じ施設だけを比べました。

0歳児・1歳児の枠は1割近く減った

同じ施設の4月入所の受入枠(令和6年度と令和9年度)

年齢比べた施設令和6年度令和9年度増減枠を増やした施設枠を減らした施設
0歳児3632,320人2,125人−195人(−8.4%)75160
1歳児3772,395人2,177人−218人(−9.1%)125167
2歳児379846人843人−3人(−0.4%)142132
京都市の公表資料からFAMISMAが集計。両方の年度で受入枠が数字で公表されている施設のみ。令和9年度は令和8年10月1日時点の募集予定。

0歳児の枠は−195人(−8.4%)、1歳児は−218人(−9.1%)でした。0歳児では、枠を減らした施設(160)が増やした施設(75)の2倍以上あります。一方、2歳児は−3人(−0.4%)で、増やした施設(142)と減らした施設(132)がほぼ同じ数でした。

保育園の受入枠は、在園している子が進級した後の空きと、施設の定員で決まります。0歳児・1歳児の枠が減っている背景には、申込みが減っていることに合わせて施設が年齢ごとの定員を見直していることなどが考えられますが、個々の施設の事情は公表資料からは分かりません。

申込みも減り、倍率はほぼ横ばい

京都市全体の受入枠・第一希望申込数・倍率(4月入所・一次調整の締切時点)

年度0歳児の受入枠0歳児の申込数0歳児の倍率1歳児の受入枠1歳児の申込数1歳児の倍率
令和6年度2,350人1,463人0.62倍2,430人2,422人1.00倍
令和7年度2,245人1,347人0.60倍2,362人2,265人0.96倍
令和8年度2,142人1,412人0.66倍2,312人2,317人1.00倍
受入枠と申込数がともに数字で公表されている施設の合計(第1回の記事と同じ集計)。令和9年度の申込数は令和8年11月27日に公表予定。

受入枠が減る一方で、第一希望の申込数も減っています。1歳児の申込数は令和6年度の2,422人から令和8年度の2,317人へ、0歳児は1,463人から1,412人へと少なくなりました。枠と申込みがともに減っているため、市全体の倍率は0歳児が0.6倍台、1歳児が1倍前後で、大きくは変わっていません。

令和9年度は、1歳児の枠が令和8年度から減っている一方、2歳児の枠は増えています。申込みが前年並みなら1歳児はやや厳しく、2歳児はやや入りやすくなる計算ですが、実際の倍率は11月27日に公表される申込状況を見る必要があります。

施設の数:新設はなく、こども園への移行と閉所

4月入所の受入枠資料に載っている施設の数と入れ替わり

年度施設の数資料の時点前の年度から加わった施設前の年度から無くなった施設
令和6年度428令和5年11月17日――
令和7年度432令和6年11月15日51
令和8年度431令和7年11月14日01
令和9年度429令和8年10月1日02
京都市の公表資料に載っている施設(本園・分園を含む)。施設の同定は保育園予報のデータの施設IDによる。
  • 令和7年度に加わった5施設は、いずれも幼稚園から移行した幼稚園型の認定こども園(上京区・左京区・山科区・下京区・右京区に各1園)です。
  • 無くなったのは、令和7年度に山科区の分園1か所、令和8年度に右京区の分園1か所、令和9年度に中京区の市営保育所1か所と右京区の分園1か所です。
  • 令和7年度から令和9年度にかけて、新しく開設された保育所や小規模保育はありませんでした。

これから申し込む家庭へのヒント

  1. 最新の募集予定の枠を確認する令和9年度の受入枠は、令和8年10月1日時点の募集予定が公表されています。希望する園の枠が前年度から増えたか減ったかを、保育園予報の年度別の表で確認できます。
  2. 11月27日の申込状況を確認する令和9年度の第一希望申込数は、令和8年11月27日に京都市から公表される予定です。公表後に、保育園予報の予想倍率を更新します。
  3. 枠が減った園だけに偏らないようにする0歳児・1歳児の枠を減らした施設が多い一方、2歳児の枠を増やした施設もあります。年齢ごとに、希望する園の枠の変化を見ておきましょう。
保育園予報で、園ごとの受入枠の推移を見る園ごとのカードに、令和6年度から令和9年度までの受入枠と申込数を年度別に並べています。京都市で1歳児が入りやすい地域・入りにくい地域1歳児の倍率を地域別に3年分集計した記事です。

注意点

  • 令和6〜8年度は一次調整の締切時点、令和9年度は10月1日時点の受入枠で、時点が違います。令和9年度の枠は、申込状況の公表までに変わることがあります。
  • 数字で公表されていない受入枠(要相談・共通枠など)は比較に含めていません。
  • 受入枠の増減の理由は、公表資料からは分かりません。この記事の背景の説明は推測を含みます。

出典

各年度の公表資料から施設ごとの数値を読み取ったデータ(保育園予報と同じ)を、FAMISMAが同じ施設どうしで集計しました。

記事の数字は、自治体の公表資料をもとにFAMISMAが集計した参考値です。制度や受付の内容は変わることがあるため、手続きの際は必ず自治体の公式情報をご確認ください。

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