京都市の保育園、希望園は何園書く? 希望の並べ方と、書く前に確かめたいこと
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保育園の申込書を前に、「何園まで書けばいいのか」「第一希望に人気の園を書いても大丈夫か」と迷う人は多いはずです。京都市の申込み案内とよくある質問、申込書の様式を確かめたうえで、希望園の書き方と並べ方を整理しました。倍率のデータから、希望に入れておきたい園の見つけ方も紹介します。
この記事のポイント
- 申込書(様式1(2))には、第1〜第6希望の欄と、「第7希望以降(希望順に施設名を記入)」の欄があります。京都市は、希望する園は子ども同伴で全て見学したうえで、通える園だけを書くよう案内しています。
- 希望者が受入枠より多い園では、点数(優先度)の高い順に入所が決まります。マイ保育園・マイこども園の+1点は、登録した園の調整のときだけ加わります。
- 内定を辞退すると、利用を始めたい年度(4月入所なら令和9年度)の申込みで調整指数が−5点になります。希望に書くのは、実際に通わせられる園だけにしましょう。
- 令和8年度4月入所の1歳児では、受入枠と申込数が公表された373園のうち241園(65%)で第一希望の申込数が受入枠以下でした。倍率が最も高い伏見区の深草でも、15園中7園がそうでした。
申込書の希望欄:第6希望まで+第7希望以降
京都市の保育利用申込書(2/2、様式1(2))の「利用を希望する保育施設・事業所」の欄には、第1希望から第6希望までの6つの欄があり、それぞれに施設名と所在区を書きます。その下に「第7希望以降の希望施設」の欄があり、希望順に施設名を書けるようになっています。
京都市の申込み案内では、希望する園は事前に子ども同伴で全て見学したうえで、通える園だけを書くよう求めています。申込書にも、希望ごとに見学の「済・未」を書く欄があります。何園まで、という上限は示されていません。よくある質問では、ほかの区の園を希望する場合も、区ごとに分けずに1枚の申込書に希望する施設を全て書くよう案内されています。
希望順位と点数の関係
京都市の申込み案内では、受入枠を上回る申込みがある場合、申込児童ごとに保育の必要性の優先度を判定し、優先度の高い児童から利用できるよう利用調整を行う、と説明されています。優先度は、保護者それぞれの基本指数と調整指数の合計のうち、低い方の保護者の点数で決まります。
- 京都市の受入枠の資料には、第一希望が最優先されるわけではないことが書かれています。その園を第一希望に書いた人が優先されるのではなく、第二希望以下に書いた人でも、点数が高ければ先に決まります。
- マイ保育園・マイこども園の+1点は、登録した園の利用調整のときだけ加わります(登録は1人1園)。たとえば登録した園を第1希望にした場合、第2希望以降の園の調整では加わりません。4月の一次調整では、12月11日までに登録していることが条件です。
- きょうだいが同時に申し込んで同じ園を希望する場合、申込書のきょうだいの区分によって、希望園と希望順位をそろえる必要があります(区分①は全て、区分②③④⑧は少なくとも第1希望をそろえる)。
- 複数の希望園で入所できる点数だった場合にどの園に決まるかは、今回確認した京都市の申込み案内・よくある質問には書かれていません。気になる場合は、区役所・支所に確認してください。
書く前に知っておきたい「辞退すると−5点」
内定した園を辞退すると、児童の入院や急な転勤・転居の場合を除き、利用を始めたい年度の申込み(4月入所なら令和9年度中の申込み)で、調整指数が−5点になります。4月の一次調整で辞退した場合は、二次調整から減点されます。
このため、「とりあえず書いておく」園を増やすのは逆効果になりかねません。希望に書くのは、送り迎えができ、実際に通わせてもよいと思える園だけにして、行きたい順に並べましょう。
データで見る:第一希望が受入枠以下の園は多い
1歳児の第一希望申込数が受入枠以下だった園の割合(令和8年度4月入所、地域別)
- 右京区(京北)
- 伏見区(醍醐)
- 東山区
- 上京区
- 左京区
- 伏見区(深草・醍醐を除く)
- 下京区
- 南区
- 山科区
- 西京区(洛西を除く)
- 北区
- 中京区
- 西京区(洛西)
- 右京区(京北を除く)
- 伏見区(深草)
令和8年度4月入所の1歳児では、受入枠と申込数が公表された373園のうち241園(65%)で、第一希望の申込数が受入枠以下でした。1歳児の倍率が市内で最も高い伏見区の深草でも、15園中7園がそうです。
一方、倍率が2倍以上の園も54園ありました。同じ地域の中でも、希望が集まる園とそうでない園がはっきり分かれています。人気の園だけを並べるより、通える範囲で倍率が低めの園も希望に入れておくほうが、どこかに決まる可能性は高くなります。
保育園予報で、園ごとの予想倍率を確認する年齢・地域・施設の種類で絞り込み、園ごとの予想倍率と毎月の空き状況を確認できます。候補リストも作れます。希望園の並べ方:5つの手順
- 通える範囲を決める自宅と職場の位置、送り迎えの手段と時間から、毎日通える範囲を決めます。開園時間(何時まで開いているか)も確かめます。
- 候補を倍率で3つに分ける京都市が10月1日に公表した令和9年4月の受入枠で、その年齢の枠がある園かを確かめます。そのうえで保育園予報で、候補の園を「倍率が高い(1.2倍以上)」「1倍前後」「低い(0.8倍未満)」に分けます。
- 見学して、行きたい順に並べる子どもと一緒に見学し、実際に通わせてもよい園だけを、行きたい順に並べます。第一希望の園は、提出先にも関わります。
- 倍率の低い園を必ず含める倍率の高い園ばかりにならないよう、通える範囲で倍率が低めの園や小規模保育なども入れておきます。
- 公表後に見直す一次調整の締切時点の申込状況は令和8年11月27日(金)に公表される予定です。希望園の変更・追加は、変更届で令和8年12月11日(金)(必着)まで受け付けています。
よくある失敗
- 人気の園だけを並べて、どこにも決まらない。
- 通わせるつもりのない園まで書いて、内定を辞退することになり−5点になる。
- 小規模保育を希望に入れたが、3歳で転園が必要なことを考えていなかった(3歳の受け入れ先の連携施設がある小規模保育なら、3歳でその連携施設を第1希望にすると+10点)。
- 第一希望の園に出す期限(10月30日)を過ぎてから、園に書類を持っていこうとする(11月2日からは区役所・支所に提出)。
注意点
- この記事は、京都市の「令和9年度 保育利用申込みの御案内」、保育利用に関するよくある御質問(2026年10月1日更新)、申込書の様式をもとにしています。
- 倍率は、一次調整の締切時点の第一希望だけで計算した参考値です。第一希望が受入枠以下の園でも、第二希望以降の申込みや点数によっては入所できないことがあります。
- 申込みや入所の判断は、京都市の公式情報とお住まいの区役所・支所の案内で確認してください。
出典
- 京都市:令和9年度 保育利用申込みの御案内(PDF)
- 京都市:保育利用に関するよくある御質問
- 京都市:教育・保育給付認定申請書兼保育利用申込書(2/2)様式1(2)(PDF)
- 京都市:令和9年度 京都市の保育利用の優先度判定基準(PDF)
- 京都市:令和8年度4月入所 受入枠・申込状況(PDF、令和7年11月14日時点)
- 京都市:京都市内の保育施設・事業所の利用状況及び受入枠
申込書の欄の数と、よくある質問・申込み案内の内容は、2026年10月15日にFAMISMAが京都市の公開資料で確認しました。倍率は保育園予報と同じデータから集計しています。
記事の数字は、自治体の公表資料をもとにFAMISMAが集計した参考値です。制度や受付の内容は変わることがあるため、手続きの際は必ず自治体の公式情報をご確認ください。
