2歳・3歳から京都市の保育園に入れる? 2〜5歳児の倍率と、3歳の転園の集中
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育休を長めに取る、幼稚園と迷っている、小規模保育から3歳で移る。2歳以降に保育園に入る理由はさまざまです。京都市が公表している一次調整の申込状況を、2歳児から5歳児まで3年分集計し、年齢ごとの入りやすさと、3歳で希望が集まる理由を確かめました。
この記事のポイント
- 令和8年度4月入所の倍率は、2歳児0.60倍、3歳児0.80倍、4歳児0.25倍、5歳児0.15倍でした。3年とも同じような水準です。
- 3歳児は、倍率が2倍以上の施設が3年続けて40施設ありました。小規模保育などは2歳児クラスまでなので、卒園した子が3歳で一斉に転園先を探すことが背景にあります。
- 3歳児の倍率は、伏見区の深草(1.57倍)、北区(1.22倍)、中京区(1.06倍)で1倍を超えました。施設の種類別では、認定こども園(0.91倍)が認可保育所(0.72倍)より高めです。
- 4歳児・5歳児は受入枠に余裕があり、第一希望の申込みが0人の施設が多数です。3歳以降は幼稚園の利用も選択肢になります。
2〜5歳児の倍率(3年分)
2〜5歳児の倍率(京都市全体、4月入所・一次調整の締切時点)
| 年齢 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 | 令和8年度の受入枠 | 令和8年度の申込数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳児 | 0.63倍 | 0.56倍 | 0.60倍 | 781人 | 469人 |
| 3歳児 | 0.80倍 | 0.79倍 | 0.80倍 | 739人 | 588人 |
| 4歳児 | 0.25倍 | 0.23倍 | 0.25倍 | 268人 | 68人 |
| 5歳児 | 0.11倍 | 0.13倍 | 0.15倍 | 206人 | 31人 |
市全体の倍率は、2歳児が0.6倍前後、3歳児が0.8倍前後、4歳児が0.25倍前後、5歳児が0.1倍台で、3年とも大きくは変わっていません。1歳児(1倍前後)と0歳児(0.6倍台)とあわせて見ると、競争が大きいのは1歳児、次いで3歳児です。
0歳4月と1歳4月、京都市の保育園はどちらが入りやすい?0歳児と1歳児の倍率を、市全体・園ごと・地域別に比べた記事です。3歳児に希望が集まる理由
倍率2倍以上の施設と、第一希望が0人の施設(施設数)
| 年齢 | 令和6年度(2倍以上) | 令和7年度(2倍以上) | 令和8年度(2倍以上) | 令和8年度(0人) |
|---|---|---|---|---|
| 2歳児 | 39 | 31 | 33 | 96 |
| 3歳児 | 40 | 40 | 40 | 58 |
3歳児は、倍率2倍以上の施設が3年続けて40施設ありました。理由のひとつは、小規模保育などが2歳児クラスまでの施設であることです。京都市には小規模保育などが117施設あり、そこを卒園する子どもが3歳の4月に一斉に転園先を探します。
もうひとつは、3歳児クラスの受入枠が少ないことです。多くの保育所では、0〜2歳から通っている子がそのまま3歳児クラスに進むため、新しく受け入れる枠は限られます。令和8年度の3歳児の受入枠は739人で、1歳児(2,312人)の3分の1以下でした。
3歳児の地域別・種類別の倍率
3歳児の地域別倍率(令和8年度4月入所、倍率の高い順)
| 地域 | 施設数 | 受入枠 | 第一希望申込数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 伏見区(深草) | 5 | 14人 | 22人 | 1.57倍 |
| 北区 | 16 | 51人 | 62人 | 1.22倍 |
| 中京区 | 12 | 34人 | 36人 | 1.06倍 |
| 西京区(洛西を除く) | 13 | 46人 | 44人 | 0.96倍 |
| 右京区(京北を除く) | 26 | 104人 | 99人 | 0.95倍 |
| 下京区 | 14 | 46人 | 41人 | 0.89倍 |
| 左京区 | 29 | 77人 | 61人 | 0.79倍 |
| 伏見区(深草・醍醐を除く) | 23 | 90人 | 70人 | 0.78倍 |
| 南区 | 18 | 52人 | 37人 | 0.71倍 |
| 山科区 | 19 | 85人 | 58人 | 0.68倍 |
| 西京区(洛西) | 6 | 21人 | 13人 | 0.62倍 |
| 上京区 | 13 | 32人 | 19人 | 0.59倍 |
| 伏見区(醍醐) | 16 | 63人 | 23人 | 0.37倍 |
| 東山区 | 8 | 21人 | 3人 | 0.14倍 |
| 右京区(京北) | 3 | 3人 | 0人 | 0.00倍 |
3歳児の倍率が1倍を超えたのは、伏見区の深草(1.57倍)、北区(1.22倍)、中京区(1.06倍)でした。深草は1歳児でも市内で最も倍率が高い地域です。一方、東山区(0.14倍)や伏見区の醍醐(0.37倍)は、3歳児でも枠に余裕があります。
施設の種類別では、認定こども園の3歳児の倍率が0.91倍、認可保育所が0.72倍でした。認定こども園は3歳から幼稚園の教育を受ける子(1号認定)も通うため、保育が必要な子の枠(2号認定)との兼ね合いで、受入枠が少なめになることがあります。
4歳・5歳からの入園と、幼稚園という選択肢
4歳児・5歳児は、受入枠に対して第一希望の申込みが少なく、令和8年度は4歳児で133施設中91施設、5歳児で107施設中84施設が、第一希望の申込み0人でした。転居や仕事の開始などで年中・年長から保育園に入る場合は、比較的見つけやすい状況です。
3歳以上は、国の「幼児教育・保育の無償化」で、保育園・認定こども園・幼稚園の利用料が無料(幼稚園は上限あり)です。仕事の時間によっては、幼稚園の預かり保育や、幼稚園型の認定こども園も選択肢になります。
2歳以降の入園で確かめたいこと
- 入りたい年齢の受入枠を見る2歳以降の受入枠は、園によって0人のこともあります。保育園予報で、希望する年齢の受入枠と予想倍率を確認します。
- 3歳の転園は早めに計画する小規模保育などに通っている場合は、連携施設と、通える範囲の3歳児の受入枠を、2歳児クラスのうちに確認しておきます。
- 幼稚園・認定こども園も比べる3歳以降は、幼稚園の預かり保育や認定こども園も含めて、働き方に合う預け先を比べます。
注意点
- 倍率は、一次調整の締切時点の第一希望だけで計算した参考値です。入所は点数の高い順に決まります。
- 2歳以降の受入枠は、在園児の進級や退園で決まるため、年度によって大きく変わることがあります。
- 幼稚園の利用料の無償化には上限があり、預かり保育の扱いも条件によって違います。詳しくは京都市や各園の案内で確認してください。
出典
- 京都市:京都市内の保育施設・事業所の利用状況及び受入枠
- 京都市:令和8年度4月入所 受入枠・申込状況(PDF、令和7年11月14日時点)
- 京都市:令和7年度4月入所 受入枠・申込状況(PDF、令和6年11月15日時点)
- 京都市:令和6年度4月入所 受入枠・申込状況(PDF、令和5年11月17日時点)
- 京都市:令和9年度 京都市の保育利用の優先度判定基準(PDF)
各年度の公表資料から施設ごとの数値を読み取ったデータ(保育園予報と同じ)をFAMISMAが集計しました。
記事の数字は、自治体の公表資料をもとにFAMISMAが集計した参考値です。制度や受付の内容は変わることがあるため、手続きの際は必ず自治体の公式情報をご確認ください。
