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認可保育所・認定こども園・小規模保育、京都市ではどこが入りやすい? 施設の種類別に倍率を比べる

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京都市の「保育園」には、認可保育所のほかに、認定こども園、小規模保育、事業所内保育など、いくつかの種類があります。どれも京都市の利用調整で入所が決まる認可の施設ですが、受け入れる年齢や規模が違い、入りやすさにもはっきりした差があります。京都市の公表資料を施設の種類別に集計し、0〜2歳の倍率と年度途中の空きを比べました。

この記事のポイント

  • 令和9年度4月入所の募集に載っている429施設の内訳は、認可保育所198、認定こども園109、小規模保育など117、事業所内保育5です。
  • 令和8年度4月入所の1歳児の倍率は、認定こども園1.12倍、認可保育所1.05倍、小規模保育など0.56倍。0歳児・2歳児でも、主な3つの種類の中では小規模保育などが最も低く、認定こども園が最も高い順は同じでした。
  • 小規模保育は2歳児クラスまでの施設なので、3歳で転園が必要です。連携施設を3歳の第1希望にすると+10点の調整指数があります。
  • 年度途中(令和8年11月分)の空きは、どの種類も3〜4割の施設にあり、種類による差はほとんどありませんでした。

京都市の保育施設の種類

この記事では、京都市の資料の「類型」を次の4つにまとめて集計しました。どれも認可の施設で、申込みは京都市の利用調整(点数の高い順)で決まります。

保育施設の種類と施設数(令和9年度4月入所の募集、令和8年10月1日時点)

種類京都市の資料の類型主な特徴施設数
認可保育所市営・民間・夜間0〜5歳。京都市の保育所の中心198
認定こども園保育所型・幼保連携型・幼稚園型保育と幼稚園の教育をあわせて行う。0〜5歳(園による)109
小規模保育など小規模保育(A型・B型)・家庭的保育少人数で0〜2歳を預かる。3歳で転園117
事業所内保育事業所内保育(小規模・保育所型)企業などの保育施設で、地域の子どもも受け入れる5
合計429
京都市「令和9年4月一次調整保育利用申込みの受入枠」(令和8年10月1日時点)の類型からFAMISMAが分類。小規模保育などの大半(115施設)はA型です。

小規模保育は、国の基準で定員が6〜19人の施設です。0〜2歳だけを預かるため、3歳になると別の園に移る必要があります。認定こども園は、幼稚園の教育を受ける子(1号認定)も通いますが、この記事の受入枠と申込数は、保育を必要とする子(2号・3号認定)のものです。

種類別の倍率:小規模保育などが低く、認定こども園が高い

施設の種類別の倍率(令和8年度4月入所・一次調整の締切時点)

種類0歳児1歳児2歳児1歳児の受入枠1歳児で2倍以上の施設
認可保育所0.65倍1.05倍0.55倍1,238人31(17%)
認定こども園0.84倍1.12倍0.77倍746人14(16%)
小規模保育など0.35倍0.56倍0.28倍320人9(9%)
倍率=第一希望申込数÷受入枠。受入枠と申込数がともに数字で公表されている施設のみ。事業所内保育は施設数が少ないため表から除いています(1歳児は2施設・受入枠8人で、第一希望の申込みは0人)。

1歳児の倍率は、認定こども園が1.12倍で最も高く、認可保育所が1.05倍、小規模保育などが0.56倍でした。0歳児・2歳児でも、この3つの種類の中で小規模保育などが最も低く、認定こども園が最も高いという順は変わりません。

倍率が2倍以上の施設の割合も、1歳児で認可保育所が17%、認定こども園が16%に対し、小規模保育などは9%でした。3歳以降も同じ園に通えるかどうかが、希望の集まり方に表れていると考えられます。

小規模保育を選ぶときは、3歳の転園を先に考える

小規模保育は倍率が低めで、少人数の家庭的な環境が魅力です。一方、2歳児クラスまでの施設なので、3歳になる年度に別の園へ移る必要があります。転園先が決まるまでの不安を減らすには、次の点を確かめておくと安心です。

  • 連携施設:小規模保育には、3歳からの受け皿となる連携施設(保育所・認定こども園など)が設定されていることがあります。京都市の優先度判定基準では、連携施設を3歳の第1希望にすると+10点の調整指数があります。
  • 3歳児クラスの受入枠:転園先の候補になる園の3歳児の受入枠を、毎年の資料で確認しておきます。
  • 卒園時の申込み:小規模保育などを年齢で卒園する場合は、育休中でも卒園時に限り申し込めるとされています。
京都市の保育園の点数(利用調整)のしくみ連携施設の+10点を含む調整指数の一覧と、よくある家庭の計算例をまとめた記事です。

年度途中の空きは、種類による差が小さい

0〜2歳のどれかに空き(○・△)がある施設(令和8年11月分)

種類掲載された施設空きがある施設割合
認可保育所1997638%
認定こども園1093835%
小規模保育など1174337%
京都市「保育施設・事業所の受入枠(令和8年11月分)」からFAMISMAが集計。○は3人以上、△は1〜2人。

4月入所では差が大きかった一方、年度途中(令和8年11月分)の空きは、認可保育所・認定こども園・小規模保育などのいずれも3〜4割の施設にあり、種類による差はほとんどありませんでした。年度途中に探す場合は、種類よりも、通える範囲の施設ごとに空きを確かめるほうが大切です。

年度の途中で保育園に入れる? 京都市の空き状況を集計年度途中の受入枠を、年齢・地域別に集計し、4月入所の倍率との関係をまとめた記事です。

種類を組み合わせて希望を出す

  1. 通える範囲の施設を種類ごとに把握する保育園予報で、地域と施設の種類を絞り込むと、通える範囲にどの種類の施設があるかが分かります。
  2. 倍率の高い種類だけに偏らないようにする認定こども園や人気の認可保育所だけを並べると、どこにも決まらないことがあります。小規模保育なども候補に入れると、入れる可能性が上がります。
  3. 3歳以降の見通しも立てる小規模保育を選ぶ場合は、連携施設や3歳児の受入枠を確認し、転園まで含めて計画します。
保育園予報で、施設の種類と倍率を絞り込んで探す施設の種類・年齢・地域で絞り込み、園ごとの予想倍率と毎月の空き状況を地図で確認できます。

注意点

  • 倍率は、一次調整の締切時点の第一希望だけで計算した参考値です。入所は点数の高い順に決まり、倍率が低い施設でも入所が決まるとは限りません。
  • 同じ種類でも、施設ごとの倍率の差は大きくあります。種類ごとの平均だけで判断せず、園ごとの倍率を確認してください。
  • 施設の受入年齢・定員・連携施設は、園や年度によって変わります。見学や京都市の資料で確認してください。

出典

施設の種類は、京都市の受入枠資料の「類型」をFAMISMAが4つにまとめたものです。倍率と空き状況は、保育園予報と同じデータから集計しました。

記事の数字は、自治体の公表資料をもとにFAMISMAが集計した参考値です。制度や受付の内容は変わることがあるため、手続きの際は必ず自治体の公式情報をご確認ください。

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