桂離宮・修学院離宮・仙洞御所の参観――申込のしかたと子どもの年齢
別の表記・呼び方桂離宮 参観・修学院離宮 参観・仙洞御所 参観・京都御所 参観・京都大宮御所

要点
京都御所は通年公開・無料・申込不要で、小学生以下も一緒に入れる
仙洞御所・桂離宮・修学院離宮のネット申込は、参観希望月の3か月前の1日5時から
当日受付は各施設で8時40分から、先着順に整理券を配る
有料は桂離宮だけで、18歳以上1,000円(中学生・高校生は無料)
御所・離宮の参観をくらべる
宮内庁が管理する京都の施設のうち、参観の案内があるのは京都御所、京都仙洞御所、桂離宮、修学院離宮の4か所です。京都大宮御所には単独の参観がなく、仙洞御所と同じ築地塀の中にあるため、仙洞御所の参観順路で大宮御所の御常御殿(おつねごてん)のそばを通ります。
仙洞御所・桂離宮・修学院離宮は職員の案内について回る参観で、自由には歩けません。建物の中には入らず、庭と建物の外観を見ます。
京都の御所・離宮の参観(2026年10月時点)
| 施設(区) | 申込 | 参観できる人 | 料金 | 所要時間 |
|---|---|---|---|---|
| 京都御所(上京区) | 不要。清所門から入る | どなたでも | 無料 | 職員の案内は約50分 |
| 京都仙洞御所・京都大宮御所(上京区) | 事前申込か当日の整理券 | 18歳以上 | 無料 | 約60分(順路約1km) |
| 桂離宮(西京区) | 事前申込か当日の整理券 | 中学生以上 | 18歳以上1,000円、中学生・高校生は無料 | 約60分(順路約1km) |
| 修学院離宮(左京区) | 事前申込か当日の整理券 | 18歳以上 | 無料 | 約80分(順路約3km) |
申込はいつから?――ネット・はがき・窓口・当日
仙洞御所・桂離宮・修学院離宮の事前申込は、インターネット、往復はがき、宮内庁京都事務所の窓口の3通りです。インターネットは参観希望月の3か月前の1日5時から希望日の3日前23時59分まで(11月10日なら8月1日5時から11月7日まで)、往復はがきは3か月前の1日の消印から希望日の1か月前の消印まで、窓口は3か月前の1日から希望日の前日までです。申込の早い順に受け付け、同じ日の申込で定員を超えると抽選になります。結果の連絡は、インターネットなら3営業日以内、はがきなら約3週間が目安です。
1件の申込は代表者を含めて4名までで、代理人による申込はできません。申込時に参観者全員の氏名・年齢・国籍を登録し、当日は全員が本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・学生証など)を見せます。
当日受付は各施設で行い、8時40分から先着順に参観時刻を指定した整理券を配ります。定員は仙洞御所と修学院離宮が1日50名、桂離宮が1日70名で、事前申込の枠に空きが出ればその分が加わります。桂離宮の当日受付は日本語案内だけで、事前申込の枠が埋まった日でも当日の枠は別に設けられています。
子どもと行けるのはどこ?
小学生以下の子どもと一緒に入れるのは京都御所だけです。桂離宮は中学生以上が参観でき、乳幼児を含めて小学生以下は同伴できません。参観の許可を受けていない人は施設に入れず、子どもが待つ場所もありません。仙洞御所と修学院離宮は18歳以上に限られ、18歳未満は同伴できません。
桂離宮の参観料は18歳以上が1回1,000円で、中学生・高校生とこれに相当する人は無料です(学生証などを持参)。支払いは現金、クレジットカード、交通系などの電子マネーが使えます。京都御所を囲む京都御苑は、毎日24時間無料で入れる公園です。
それぞれの見どころ
京都仙洞御所は後水尾(ごみずのお)上皇と東福門院以来の御所の地です。嘉永7年(1854年)の大火のあと多くの建物は再建されず、御茶屋の醒花亭(せいかてい)は、この大火で庭園の建物として唯一焼け残ったものです。庭の西岸には約12万個の玉石を敷き詰めた洲浜が広がります。北側の京都大宮御所は、英照皇太后のために造られた御殿のうち御常御殿が残り、今も天皇皇后両陛下などの宿泊所として使われています。
桂離宮は、八条宮家(はちじょうのみやけ)初代の智仁(としひと)親王が別荘として始めた所です。約6万9千㎡の敷地の西側に古書院・中書院・楽器の間・新御殿が雁行して並び、池のまわりに松琴亭(しょうきんてい)など四つの御茶屋と持仏堂が配されています。修学院離宮は比叡山の西南のふもとにある後水尾上皇の山荘で、上・中・下の三つの離宮と、それを結ぶ松並木の道や田畑を含めて54万㎡あります。上離宮の浴龍池(よくりゅうち)での舟遊びがいちばんの楽しみだったとされます。
これらの御所・離宮は宮内庁が管理する皇室用財産で、国宝・重要文化財などの国の指定は受けていません。
京都御所の通年公開と紫宸殿の工事
京都御所は事前申込のいらない通年公開で、清所門(せいしょもん)から入り、入場時に手荷物検査があります。入場できる時間は季節で変わり、10〜2月は9時〜15時20分(最終退出16時)です。日本語の職員案内は9時30分・10時30分・13時30分・14時30分の4回で、申込はいりません。場内は砂利道で、車いすの貸出があります。
紫宸殿では、令和8年度(2026年度)から約9年をかけて檜皮葺(ひわだぶき)の屋根の葺き替えなどの整備工事が行われます。最初の段階は建物全体を覆う素屋根(すやね、仮設の屋根)を令和11年度までに架ける工事で、2026年10月時点ではその準備工事などが進んでいます。
今どこで見られる?/行き方
京都御所と仙洞御所は京都御苑の中、修学院離宮は御所から見て北東、桂離宮は南西で桂川の西岸にあります。窓口での申込は、京都御苑の中にある宮内庁京都事務所の参観係(窓口は8時40分〜17時)で受け付けます。
京都の御所・離宮の位置
- 京都御所(上京区):地下鉄烏丸線今出川駅から徒歩5分。駐車場・駐輪場はない
- 京都仙洞御所(上京区):地下鉄丸太町駅1番出口から徒歩15分、市バス「府立医大病院前」から徒歩10分
- 桂離宮(西京区桂御園):阪急京都線桂駅東口から徒歩20分、市バス・京阪京都交通「桂離宮前」から徒歩8〜15分(案内によって表記が分かれる)
- 修学院離宮(左京区修学院藪添):叡山電鉄修学院駅から徒歩20分、市バス「修学院離宮道」から徒歩15分
- 仙洞御所・桂離宮・修学院離宮の順路には手すりのない石橋や段差があり、桂離宮は車いすで参観できない
この項目のミニクイズ
京都御所の通年公開を参観するとき、必要な手続きは?
修学院離宮の参観をインターネットで事前に申し込めるのは、いつから?
京都仙洞御所の庭の西岸に広がる洲浜に敷き詰められている玉石は、約何個?
出典・確認情報
内容確認日:2026年10月29日
更新日:2026年10月29日
