京都市の産後ケアと家事・育児の支援 スマイルママ・ホッと事業の料金・回数と、産前産後ヘルパー
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京都市には、助産師などのケアを受けながら休める「産後ケア」と、家事・育児を手伝うヘルパーの派遣があります。ヘルパーは、第3子以降・多胎児の家庭などが対象です。
要点
- 京都市の産後ケア「スマイルママ・ホッと事業」は、京都市に住む生後1年未満の子とその母親が、希望すれば使えます。宿泊型(産後ショートステイ)、日帰り型(産後デイケア)、訪問型(アウトリーチ)の3種類です。
- 3種類を合わせて14回まで(多胎児は21回まで)使えます。妊娠中は申請できず、出産後に施設と日程を決めてから電子申請します(利用開始日の4営業日前まで)。
- 夫婦の所得の合計が730万円未満の課税世帯は、減免の5回(3種類の合計)までは、デイケア(2026年4月から)と8月に始まったアウトリーチが無料です。市民税非課税・生活保護世帯は全回無料です。
産後ケア(スマイルママ・ホッと事業)
産後ケアの3つの種類
| 種類 | 1回の長さ | 使える回数 |
|---|---|---|
| 産後ショートステイ(宿泊型) | 利用開始から24時間以内(1泊2日) | 7回(7泊8日)まで |
| 産後デイケア(日帰り型) | 10時〜18時 | アウトリーチと合わせて7回まで |
| アウトリーチ(訪問型) | 9時〜17時のうち2時間まで(続けてなら1日最大4時間) | デイケアと合わせて7回まで(多胎児はアウトリーチだけ7回追加) |
- 京都市に住民票があり、市内に住んでいることが条件です。1年以内に流産・死産などを経験した人も対象です。
- 2024年度から、体調や周りの支援の状況に関係なく使えるようになりました。この年の延べ利用日数はショートステイ1,833日・デイケア522日で、2023年度(1,511日・332日)より増えました。
- 入院が必要な人、風邪の症状や発熱がある人、乳腺炎や感染症などで受診・治療が必要な人は使えません。
- ショートステイとデイケアでは、母体の管理や生活の相談、乳房の手当て、授乳や沐浴の助言、心のケアなどを受けられます。基本は母子同室で、育児や身のまわりのことはできる範囲で自分でします。利用中の外出はできません。
- アウトリーチは、助産師などの看護職が家を訪ねる支援です。家事を手伝うヘルパーの制度ではありません。
- 実施施設は2026年4月1日現在30か所(京都市内25、向日市・長岡京市・亀岡市に5)で、病院・診療所、助産所などです。受け入れる赤ちゃんの月齢は施設ごとに違い、生後半年を過ぎても泊まれるのは、1歳未満まで受け入れる7施設だけです。その後、受入れを停止した施設もあるので、最新は京都市の事業者一覧で確かめてください。
産後ケアの利用料(2026年4月から)
1回あたりの利用料
| 種類 | B世帯(所得730万円未満・課税) | A世帯(所得730万円以上) |
|---|---|---|
| ショートステイ | 2,400円(減免なしは4,900円) | 3,600円(減免なしは4,900円) |
| デイケア | 0円(減免なしは2,400円) | 1,200円(減免なしは2,400円) |
| アウトリーチ | 0円(減免なしは1,000円) | 500円(減免なしは1,000円) |
- 市の利用料とは別に、施設が決める料金(食事代など)を払います。食事代がかからない施設から、宿泊1泊あたり1万円〜2万5,000円の必須代金がかかる施設(週末・祝日はさらに追加料金がかかる施設も)まで差が大きいので、利用前に施設に確かめてください。
- 例:B世帯がショートステイを7回使うと、市の利用料は減免ありの5回(2,400円×5)と減免なしの2回(4,900円×2)で合計21,800円です(施設の料金は別)。
- 2026年3月までは、A世帯のショートステイは1回12,320円(減免後9,820円)でした。
- 利用日までに料金が決まらない場合は、いったんA世帯・減免なしの額を払い、あとで差額が返されます。所得を確認する年の1月1日に京都市に住民票がなかった人は、その住所地の課税証明書を取り寄せる必要があります。
- 前日の午前10時までにキャンセルの連絡をしないと、施設に利用料の全額を払うことがあります。
産後ケアの申込み
- 施設に連絡して日程を決める使いたい施設に電話などで連絡し、「京都市スマイルママ・ホッと事業の利用希望」と伝えて日程を決めます。アウトリーチで助産師を指定しない場合は、京都府助産師会のホームページで日程を調整します。
- 電子申請する住民票のある区の電子申請フォームから申請します(入力は5〜10分ほど)。利用開始日の4営業日前までに申請します(アウトリーチは期限を過ぎると原則使えません。ショートステイ・デイケアは直前の申請だと、いったんA世帯・減免なしの額を払うことがあります)。妊娠中は申請できません。電子申請が難しい場合は、区役所・支所の子どもはぐくみ室に相談します。
- 決定通知を受け取って利用する京都市が内容を確認し、利用料が書かれた決定通知書がメールで届きます。利用が終わったときに、施設に利用料と施設の料金を払います。
家事・育児のヘルパー
産前・産後の家庭へのヘルパー派遣(京都市子育て支援ヘルパー派遣事業)
| 種類と対象 | 期間・回数 | 申込み |
|---|---|---|
| 第3子以降:小学生以下の子が3人以上(産前は2人)いて、第3子以降を妊娠中・出産後 | 出産予定日の2か月前〜出産(予定)日の2か月後。16回まで | 区役所・支所の子どもはぐくみ室(子育て相談担当)。希望する月の2か月前から、オンラインでも |
| 多胎児:ふたごなどを妊娠中・出産後 | 出産予定日の2か月前〜出産(予定)日の1年後。32回まで | 区役所・支所の子どもはぐくみ室。希望する月の2か月前から、オンラインでも |
| 育児支援:産後の体調不良や育児不安などがあり、市が必要と認めた家庭 | 原則、派遣開始から3か月以内・12回まで | こんにちは赤ちゃん訪問などを通じて、子どもはぐくみ室に相談 |
- 1日1回、30分単位で最大2時間、8時〜18時に利用できます。料金は30分ごとに400円(2時間で1,600円)で、生活保護・市民税非課税世帯は無料です。買い物の代金などの実費は別にかかります。
- 家事は調理・洗濯・簡単な掃除・日用品の買い物など、育児は授乳・おむつ交換・沐浴の介助・上の子の遊び相手などを頼めます。大掃除や、出産祝いのお返しの買い物などは対象外です。第3子以降・多胎児のヘルパーは、上の子の保育園・幼稚園への送迎もできます(徒歩か公共交通機関に限る)。育児支援ヘルパーの送迎は、親が一緒に行く場合だけです。
- ヘルパーの調整がつかず、希望に沿えないこともあります。
訪問・健診・相談
- こんにちは赤ちゃん事業では、生後4か月までの子がいるすべての家庭を、区役所・支所の子どもはぐくみ室の保健師などが訪ね、子育ての不安や悩みを聞いて支援の情報を伝えます。2024年度の訪問率は95.4%でした。
- 産婦健康診査は、産後2週間前後と1か月前後の2回、1回5,000円まで公費で負担されます。妊娠の届出のときにもらう黄色の受診券を使い、産後うつの質問票なども行います。支援が必要な場合は、医療機関から区の子どもはぐくみ室に連絡が行きます。
- ふたごなど多胎児の家庭には、妊婦健診の追加の受診券、プレママ訪問、多胎児家庭のためのサポートブック、こどもみらい館の「ふたご広場」(日程は館に確かめてください)などもあります。
- 子育ての相談は、区役所・支所の子どもはぐくみ室で受けています。京都府と京都市の「きょうと妊娠から子育てSNS相談」は、LINEなどで24時間受け付け、原則24時間以内に返信があります(無料、通信料は自己負担)。
問い合わせ先
産後ケアの制度とヘルパーの利用料の問い合わせ先は、京都市子ども家庭支援課(075-222-3939)です。ヘルパーの申請やサービスの内容は、区役所・支所の子どもはぐくみ室です。
出典
- 京都市:スマイルママ・ホッと事業(産後ケア事業)について
- 京都市:【アウトリーチ(訪問型)】スマイルママ・ホッと事業について
- 京都市:スマイルママ・ホッと事業(産後ケア事業)の拡充について(報道発表)
- 京都市:流産・死産等で大切なお子さんを亡くされた方へ(スマイルママ・ホッと事業)
- 京都市:京都市スマイルママ・ホッと事業実施要綱
- 京都市:スマイルママ・ホッと事業の電子申請について
- 京都市:第三子以降及び多胎の出産をサポート!産前産後ヘルパー派遣事業
- 京都市:京都市子育て支援ヘルパー派遣事業実施要綱
- 京都市:出産後の支援
- 京都市:妊産婦健康診査の受診について
- 京都市:きょうと妊娠から子育てSNS相談
- 京都市:令和6年度 京都市決算実績報告書(子ども若者はぐくみ局、PDF)
- 京都市:令和7年度事務事業評価結果(PDF)
- 京都市:京都市はぐくみプラン〈2025-2029〉各種需給計画(PDF)
- こども家庭庁:令和8年度母子保健対策関係予算案の概要(PDF)
各資料は2026年10月16日時点のものです。
